【ホラー漫画】2000年代の都市伝説「きさらぎ駅」に遭遇…まさかのドタバタ展開に「慌てふためく様子が可愛い」と好評の声

2024/07/01 18:30 配信

芸能一般 インタビュー コミック

「きさらぎ駅」に向かっていると思い込む黒乃(C)クサダ/幻冬舎コミックス

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、クサダさんが手がけた『怖がりがきさらぎ駅に行く話』をご紹介しよう。

同作は「comicブースト」で連載している『黒乃さんはオカルトが好き!』の第4話にあたる作品で、オカルトが大好きな黒乃さんと悠木くんによるホラー&コメディが描かれている。

クサダさんが自身のX(旧Twitter)に、『怖がりがきさらぎ駅に行く話』をポストしたところ、注目を集めたようで6000件以上の「いいね」を獲得。そこで作者であるクサダさんに、『黒乃さんはオカルトが好き!』を描いたきっかけや、『怖がりがきさらぎ駅に行く話』のなかでこだわった部分について話を伺った。

都市伝説「きさらぎ駅」を探し求めた結果…

『怖がりがきさらぎ駅に行く話』(1/21)(C)クサダ/幻冬舎コミックス

ある日、玄羽黒乃(くろはくろの)は、悠木に「きさらぎ駅って知ってるかしら?」と尋ねた。

「きさらぎ駅」とは、2000年代の匿名掲示板での投稿を発端とする都市伝説で、乗っていた電車が何かの拍子に、実在しないはずの「きさらぎ駅」に到着し、降りてしまうと不思議な現象に遭遇してしまうという話だ。黒乃は、そのきさらぎ駅に行ってみたいと悠木に提案するのだった。

インターネットで行き方を調べたという黒乃は、さっそく悠木を連れて電車に乗り込んだものの、黒乃は悠木の肩にもたれかかりながら眠ってしまう。その後、黒乃は目を覚ますと、隣に悠木がいないどころか、車両に乗客がひとりもいないことに気づく。そして、黒乃は「これって もしかして『きさらぎ駅』?」と察するのだった。

オカルトを巡る黒乃と悠木の描写が好評の同作に対し、読者からは「積極的のくせに怖がりな黒乃さん可愛い」「シンプルに都市伝説の『きさらぎ駅』が懐かしい」「ホラー展開のはずなのにコメディというのが新しい」といった反響が寄せられていた。

もともとUFOやUMAといったオカルトが好きな作者のクサダさん

『怖がりがきさらぎ駅に行く話』(17/21)(C)クサダ/幻冬舎コミックス

――『黒乃さんはオカルトが好き!』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

もともとUFOやUMA(未確認動物)などは好きなネタで、時々同人誌のネタなどにしていました。それを踏まえたうえで、よりヒロインの表情を楽しんでもらうためのリアクションに特化した作品を描いてみようと思い、組み立てたのが今作です。

――『怖がりがきさらぎ駅に行く話』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

この漫画は、やはりヒロインである黒乃さんの表情が売りなので、黒乃さんの表情にはこだわりました。コロコロ変わる黒乃さんの表情に注目してもらえたら嬉しいです!

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

最初はきさらぎ駅にいけたかもしれないと喜んでいた黒乃さんが、突然不安に駆られて一転してゾッとして青ざめるシーンです。オーバーリアクションではなく、表情でゾッとしているところが描けたかなと満足しています。

――作中では都市伝説や幽霊などに関する話を取り上げていますが、もともとクサダさんが好きで知っているものだったのでしょうか。また、個人的に好きなオカルト話があれば、ぜひ教えてください。

もともと自分で知っていたネタは多いです。最近だと、心霊ネタなどが人気という印象を受けますが、怖がりなので、個人的にはUMAが好きです。特にアメリカのUMAが好きで、「モスマン」や「ドーバーデーモン」なんかがお気に入りです。

――今後の展望や目標をお教えください。

私はエンタメとしてユーモアのあるオカルトが好きなので、この作品を通してライトにオカルトを楽しんでくれる人が増えてくれたらいいなと思っています。あと黒乃さんは声がついて動いたら、すごく面白い人だと思うので、そうしたメディアミックスも目標のひとつです!

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

これからも黒乃さんの可愛いところや面白いところ、そして様々な表情をどんどんお届けできるように頑張っていきますので、ぜひぜひよろしくお願いいたします!