<失恋ショコラティエ>つらい恋に涙する有村架純“まつり”にグッとくる…“全員片想い”の甘くて切ないラブストーリー

2024/06/28 12:30 配信

ドラマ 編集部おすすめ

「失恋ショコラティエ」ポスターカット(c)水城せとな/小学館 (C)フジテレビジョン

現在FOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」でもピックアップされている10年前のヒットドラマ「失恋ショコラティエ」(フジテレビ系)は、主演の松本潤をはじめ石原さとみ水川あさみ有村架純ら豪華キャストが顔をそろえた話題作。その第3話から、当時21歳の有村演じる大学生・まつりが報われない恋に涙を流した切ないシーンを振り返る。(以下、ネタバレがあります)

「私、どんどんダメな女の子になっていく…」


第36回講談社漫画賞(少女部門)を受賞した水城せとなの人気コミックをドラマ化した本作。一途な片想い男子・小動爽太(松本)は、高校時代に一目ぼれした最強天然系小悪魔・紗絵子(石原)を振り向かせようとフランスでショコラティエ修業を積み、チョコレートショップ“ショコラヴィ”をオープンさせた。第3話では、人妻になった紗絵子の気を引くため“悪い男”になろうと努力する爽太の姿が描かれている。

まつりはそんな爽太の妹で、天真らんまんなキャラクターながら実は複雑な恋愛事情を抱えていた。友達の彼氏と内緒で付き合っているのだ。

第2話で、爽太の店を手伝う日仏ハーフ男子・オリヴィエ(溝端淳平)に「内緒でね、友達の彼氏と付き合ってる。私、全然いい子じゃないでしょ?」と打ち明けて以来、オリヴィエにだけは恋の悩みを相談するようになったまつり。第3話では、「彼ね、彼女と別れるって言ってくれてるの」とうれしそうに話したものの、その日の夜遅く酔っぱらって帰宅し、「彼氏とケンカしたんだぁ…だから帰ってきちゃった。えへへ」と自棄(やけ)ぎみ。

「あの人、別れる気なんてないんだ。だったらこっちから別れる! …とか言って、できないんだよねぇ。ああ、もうダメだ、私。どんどんダメな女の子になっていく」と、ひとすじの涙を流した。報われない恋から逃れられない苦しみが、ふとした瞬間にこぼれ出る。若き日の有村が、“いい子”でいようとするまつりのリアルな心の痛みを繊細に演じている。