【漫画】たぬきが化ける時に出てくる“煙”の謎に迫る話に「そんな仕組みがあったとは…」の声

2024/07/30 08:30 配信

芸能一般 インタビュー コミック

画像提供/ヤシンさん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「たぬ詭弁」を紹介する。作者のヤシンさんが、6月4日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、8000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ヤシンさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

たぬきが化ける時の煙の正体とは…

画像提供/ヤシンさん


ある日、少女は隣にいたたぬきに向かって「たぬきがさあ、化けるとき煙出るじゃん。あれって何?」と疑問をぶつける。すると、たぬきは「素粒子」と即答する。どうやら変化する際に、一度素粒子レベルに分解されて、変化する対象の形状に再構築されるようだ。「じゃあの煙は再構築されなかった体の一部ってこと?」という少女の飲み込みの良い質問に、たぬきも「さよう」と頷く。

そして「変化を続けるとたぬきはいずれ消滅する」と続けるたぬきに対して、「やばいじゃん!」と驚く少女。しかし、たぬきは落ち着いて「減った体積は葉っぱで帳尻を合わせている」と語り、実質“プラマイゼロ”であると説明すると、少女は「ああ〜あの葉っぱそういう用途なんだ」と納得。

しかし、「いずれ葉っぱの比率がたぬきの比率をこえるときが来る」と語りはじめ――。

この物語を読んだ人たちからは、「設定おもしろ」「俺の知ってるタヌキじゃねぇ(笑)」「再構築に失敗したら恐ろしいことに…」「そんな仕組みがあったとは…」「待って、本当にタヌキか?」など、多くのコメントが寄せられている。

次々に重ねられていくたぬきの詭弁

『たぬ詭弁』(2/3)画像提供/ヤシンさん


――『たぬ詭弁』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

たぬきをはじめ妖怪などが変化するときによく描写される煙について、「あれって何…?」と疑問に思ったのがきっかけです。

――「変化を続けるとたぬきはいずれ消滅する」というセリフに衝撃を受けました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

最初のコマと最後のコマで少し変化があるので見比べてみてほしいです。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

「テセウスのたぬき」です。普段絶対に合わさらない単語が組み合わさってるのが好きなので…。

――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。

日常会話で印象に残ったやりとりや、映画・マンガなどで「私ならどうするだろう」といった連想から思いつくことが多いです。

――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。

最近になってキャラをコマの目立つところにちゃんと置くことを意識するようになりました。

――今後の展望や目標をお教えください。

王道からちょっとズレたものに愛着を感じるのですが、それをうまく作品に落とし込んでよりたくさんの人に楽しんでほしいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

これからも頑張ります!見守っていただけると嬉しいです!