6月21日に放送された「国分太一のTHE CRAFTSMEN」(毎週金曜曜夜10:00-11:00[BSJapanext<263ch>])は、「車メンテナンス完結編」を放送。ドアの高さを調整する簡単な作業のはずが、思いもよらない問題が起きてしまう。
同番組の柱とも言える、国分太一がお気に入りのアメ車をカスタムしていく連続企画。前回の放送では「車メンテナンス編」と題してオイルバルブ・ワイパーのゴムを交換し、消火器の設置とエンジンオイルの交換をおこなった。
次のメンテナンス項目は、国分が気づいた「助手席側が水没するくらい水が入って来る」というポイント。もちろんトラブル度合いは話半分に聞くべきだが、助手席側から水が入ってくるというのは由々しき事態だ。
相談を聞いた一同は助手席側のドアにはゴムパッキンの処理が不十分だったこと、そして古い車であるため段々“下がってきている”ことが原因だろうと推察。“ワカさん”こと茨木一綺さんとともに、どの程度ドアが落ちているのか確認へ向かう。
ドアを閉めてラインを確認したところ、予想通り本来より1cmほど下側にズレが生じていた。ドアを支えている“ちょうつがい”が弱っているのを発見し、調整作業をスタートする。ネジを緩めてからドアをジャッキアップ。その後にネジを改めて締め直すことで調整しようと試みたのだが、イマイチうまくいかない。
ちょうつがい自体が長年のドア開閉によって歪んでしまっていることに気付き、ワカさんの微調整を入れつつそちらを調整。さすがのクラフトマンシップによって、完ぺきなメンテナンスを終えた。
これにてドアの問題は解決…と思いきや、今度は窓の操作をおこなったときにアクシデントが。国分が窓についた傷を見て窓の開閉を繰り返していたところ、窓ガラスが「ガタッ」と“落ちてしまった”のだ。こうなるとドアの内張を外してなかを見る必要がある。国分が悪いわけではないのだが、普段お調子者な国分をここぞとばかりに「あ~あ」とイジる一同。
ともかくもドアの内張を外して確認すると、窓ガラスを支えるゴムが外れてしまっていたほか、滑車も外れていていることがわかった。まずは滑車の調整をするべく「久しぶりにバラすからどれがどれだか…」と戸惑いながら作業するワカさんだったが、言葉の割には一発で滑車の調整に成功する。
また窓ガラスを手作業で抜き取り、ドアの内部から窓を支える部品を取り出すワカさん。窓ガラスを支えるゴムが劣化してしまっていたため、窓ガラス自体が若干傾いていたようだ。劣化したゴムを部品から剥がす作業を国分に頼みつつ、Mt.G crewの神山直紀さんに電話をかけるワカさん。窓の開閉装置の構造を、カメラで映しながら神山さんに質問していく。
カメラ越しに遠隔で相談を続けるワカさんを見た国分は、「これ凄い時代だねえ…」と感心しきり。ちょっとおかしな言い方ではあるが、考えてみればたしかに驚くほど便利な世の中になったものだ。
キャプテン翼などの話でひと盛り上がりしてから、ワカさんが調整した必要なパーツを扉に埋め込んでいく。ネジを留めて窓を閉めると、ガタンと音を立ててしっかりと窓が上がりきった。隙間もなくなったため、雨漏りの心配もなさそうだ。
完璧な仕上がりに安堵して「何事もなかったように…」と言いかけた国分だったが、すぐさま「色々あったぞ」とセルフツッコミで締める。それでも満足そうにドアと窓をなで、にっこりと笑うのだった。
次回の「国分太一のTHE CRAFTSMEN」は「車カスタム洗車編」。本気の洗車に挑み、満足した国分の「かがやき~!」など謎の名言が飛び出す次回からも目が離せない。
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