映画「アナと雪の女王」公開10周年記念で初のベストアルバムが発売決定 収録楽曲を映画のシーンと共に振り返り

2024/06/27 19:25 配信

映画 アニメ

「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」


魔法の力を隠し、戴冠式を無事に終えたエルサは、アナとハンスの結婚という早すぎる決断に反対する。これまでの閉塞的な生活に嫌気がさしていたアナは、エルサと口論に。手袋を奪われたエルサは思わず人々の前で魔法を暴発。そして王国中を雪と氷の町に変えてしまったエルサはその場から逃げ出してしまう。

ノースマウンテンにたどり着いたエルサは魔法で氷の城を建て、自分を抑えつけるのをやめ、ありのまま、独りで生きていく決意をする。

そのシーンで流れる「レット・イット・ゴー 〜ありのままで〜」は、第86回アカデミー賞歌曲賞をはじめ、「アナ雪」現象を巻き起こした「アナと雪の女王」の代表曲。ノースマウンテンでの雪と氷の映像美や、ドラマティックなメロディー、力強い歌詞と歌声が多くの観客の心を掴んだ。

「トナカイのほうがずっといい」/「あこがれの夏」


夏だった王国は、エルサの魔法により雪と氷の世界に閉ざされてしまう。そこで、アナはハンスに国を任せ、エルサを連れ戻すために旅に出る。その道中で出会ったクリストフと彼の相棒でトナカイのスヴェン、そして魔法の雪だるまオラフと、エルサのいるノースマウンテンへ向かう。

「トナカイのほうがずっといい」は、クリストフとスヴェンの関係性がよくわかる楽曲。また「あこがれの夏」ではオラフの愛らしいキャラクターの魅力が引き出されている。ディズニー・アニメーションのサブキャラクターはコミカルでありながら物語に深みを与えてくれる存在。そのシーンだけでオラフたちのことをよく理解することができる、技ありのナンバーとなっている。