向井純葉「櫻坂46の力になったのかもなって思える期間にしたくて」 グループ史上最高難易度の登山に挑む3期生、過酷すぎる道行<そこ曲がったら、櫻坂?>

向井純葉  ※画像はWEBザテレビジョン タレントデータベースより

6月23日に放送された人気アイドルグループ・櫻坂46の冠番組「そこ曲がったら、櫻坂?」(毎週日曜深夜1:35、テレ東、ほかLeminoにて配信中)では、「9thシングルヒット祈願」前編を放送。9thシングルとなる「自業自得」が6月26日に発売するにあたり、恒例のヒット祈願企画をおこなった。

標高2715m、過酷すぎる“修行登山”に立ち向かう3期生


今週の放送では、「9thシングルヒット祈願」前編を放送された。恒例のコーナーとなったヒット祈願で、今回は9thシングルとなる「自業自得」が6月26日に発売するにあたってのもの。現地へと向かった11人の3期生メンバー全員で「修行登山」をおこなう。

舞台となるのは長野県と山梨県の境にある権現岳。標高2715mの高山で古くから修験道の霊場とされており、永遠の生命を意味する巨岩が頂上にまつられている。櫻坂46が長く愛されるグループになるようにと願うため、かつて先輩も登山した金峰山とは異なる権現岳を3期生達が登っていく。

集合したところで、それぞれの意気込みを聞くことに。初登山となる村井優は、「3期生11人で挑戦できることが嬉しくて、9枚目シングルヒットさせるぞ!という強い気持ちで頑張りたい」と語った。また山下瞳月が「自信がある人は」と促したとき、さっと手を挙げたのは石森璃花だ。「やったことないから自信がある」という根拠のない自信を語った石森だが、気の抜ける言葉を聞いた他のメンバーの表情は和らいでいた。

山岳ガイドの坂本さんに権現岳のポイントを聞くと、「垂直な岩場もあるので、富士山や(先輩が登った)金峰山よりもちょっと大変なところがある…かなり厳しいところもある」とのこと。また登山のテクニックとして、体力に自信のない者を先に進ませることで隊列を乱れさせないようにするといったアドバイスをいただく。

準備を済ませて午前5時、標高1560mの地点から出発。頂上までの標高差は1200mあり、富士5合目からの登山に匹敵するほどだ。また鎖場と呼ばれる鎖を手にして垂直な岩場を登らなければならない箇所も存在し、まったく気の抜けない登山が始まる。

出発した直後、石森は登山が楽しいと嬉しそうにているところを中嶋優月に「しゃべり過ぎだって(笑)死ぬよ、後半…」と案じられていたが、「後半しゃべれないから今しゃべっておこうと思って」と持ち前の明るさを発揮。だが中嶋の心配も当然のことで、実は登山の数日前にMV撮影があったため、メンバーは皆疲れが溜まっているというのだ。

和やかな雰囲気で登っていくものの、当日の気温は18度と登山をするには少し高い気温。そのため体温調節に困るメンバーや虫に怯えるメンバーもおり、余分な体力を使ってしまう。そんななかでも、「先輩だったらどうやって登るんだろうって考えながら登ってて…絶対天さん(山崎天)とまつりさん(松田里奈)は最後まで一歩一歩、『うぇーい!』って言いながら登ると思うんだよね」と場を盛り上げる石森や、出発前に先輩から聞いたアドバイスを思い出して実践する村山美羽など、それぞれの方法で歩を進める。

登るうち、山はどんどんと深くなっていく。前日に雨が降っていた権現岳の土は少し湿っており、気温と重ねてメンバーの体力を多く奪う。1時間も経つ頃には、メンバーたちはほとんど無言になるほど消耗していた。

前日の雨天や高い気温に悩まされながら、厳しい権現岳を登る


登山開始から2時間が経過すると、大きな岩が増えて急な斜面が多くなっていく。山道で小休止をとっていると、向井純葉の身体に異変が起きてしまう。身体の調子を聞かれた向井は、「触れるだけで痛くて。手が凄く痺れてます」と笑顔を絶やさないままコメント。出立前に「もうちょっと櫻坂46に貢献できるような…自分の力で“やりきったんだな”って。櫻坂46の力になったのかもなって思える期間にしたくて」と語っていた向井は、それでもまっすぐ前を見て進む。

他のメンバーも共通して、「櫻坂46に貢献できるような自分になりたい」「自信をつけたい」という強い意志が覗く3期生メンバー。3期生の強さを先輩やBuddies(櫻坂46のファンを意味する)に見せたいという気持ちを胸に、消耗していく体力と反比例して過酷になっていく山道に負けず、3期生同士で助け合いながら乗り越え続けた。

懸命に登山を5時間続け、3期生達はついにスタート地点から820mまで登り詰める。標高2380mにある青年小屋へと到着。「座れるのやばい」と悲鳴混じりの歓喜を叫びながら、「ここまでみんなと一緒に来れて嬉しい!」と休憩地点までたどり着けた喜びを語り合う。

なかでも的野美青は、すれ違う下山中の客が“ニコニコ”していることに注目。「頂点を見たらその気持ちになれるのかなって、私も早くそうなりたい」と語り、さらなる登山への意欲を燃やしていた。しかし村井は「体力が持たない」「追い付くのに精いっぱい」と漏らすなど、メンバーによっては体力の限界が近づきつつあるようだ。

追い打ちをかけるように、標高があがったことによる気温の低下による“冷え”も襲ってくる。ガイドの坂本さんも「ここまでは序の口」と語る通り、ここからは森がなくなって岩場に出るという説明が。当初話していた垂直の壁が、体力を消耗したこのタイミングで顔を見せるという。

これからの道行を思って緊張が走り、表情が曇ってしまう3期生メンバー。そんな3期生達に、あるVTRと包みが届けられる。先輩達からの激励のメッセージを収めたそのVTRと差し入れは、失った気力を満たすには十分だった。

しかし青年小屋を出発してからの山道はあまりにも過酷で、しばらく進んだ3期生達の前に現れた岩場を前に涙してしまうメンバーも現れてしまい…。過酷な権現岳に立ち向かう3期生メンバーの戦いは、次回の「9thシングルヒット祈願」後編に続く。