【SWEET LOVE SHOWER 2017】東京スカパラダイスオーケストラにまさかのゲストが参加!

2017/10/15 12:01 配信

音楽

8月25日~27日の3日間、山梨・山中湖交流プラザ きららにて開催された野外ロックフェスティバル「SWEET LOVE SHOWER 2017」。8月25日に行われた初日の、フェス中盤の模様をリポートする。

04 Limited Sazabys


禁断(?)のあおりで観客に「戦い」を呼び掛けた04 Limited Sazabys(C)SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017/Photo by 上山陽介


まだまだ暑さが続く中、Mt.FUJI STAGEに姿を見せたのは04 Limited Sazabys。サウンドチェックではASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲を演奏して見せるなど、スタート前から詰め掛けた観客たちを喜ばせる。

入場規制寸前の人だかりの中、メンバーが再びステージに。GEN(Vo/Ba)は、「SWEET LOVE SHOWER、準備できてる? 04 Limited Sazabysが、スイートでラブリーな音楽をシャワーみたいに浴びさせるんでよろしく!」と宣言。

さらにRYU-TA(Gt)が観客とコール&レスポンスを繰り広げた後、ライブは「Chicken race」からスタート。

「Warp」では、夏らしい爽やかで疾走感のあるサウンドを展開し、GENが「皆さんのテンションをもう一段階高めに来ました! もっと強く、もっと高く!」とあおり立てると、それに呼応するように観客のボルテージが上がっていく。

さらに、「皆さんが通り雨に負けないように、この曲を送ります! ポツリ、ポツリ、ポツリ!」という言葉から「drops」へ。サビでの「オーライオーライオーライ♪」というコール&レスポンスもバッチリと決まり、メンバーも笑顔をのぞかせる。

MCでは、GENが「ことしも帰ってくることができました04 Limited Sazabysです。3年目なんで帰ってきた感がハンパじゃないです。受け入れてくれてありがとう。ちなみに俺たち山中湖で合宿してるんで、さっきの『drops』って曲もそこで作ったんです。もう産地直送、地産地消!」と、同フェスへの思いを告白。

続けて「今日はお仲間と言える先輩たちがたくさんいて。もうヤバいよね? さっきSiMのMAH君が『後ろの人アリンコみたいで見えない』みたいなこと言ってたけど、MAH君と俺の視力一緒にすんなって! 俺めっちゃ視力あるからね!」(GEN)と、ステージ後方までしっかりと見えていることをアピールし、観客からは大きな歓声が上がった。

そして「いつも以上に気合い入ったライブやるんで、皆さんもカッコ良くいてください! ダイブしてもいいと思うけど、するんだったらセキュリティーのお兄さんにぶん殴られるくらいの気持ちでやってください!」という“禁断の”あおりから、「monolith」へなだれ込む。

「fiction」では、ステージ前方でわれ先にとダイブする観客が続出。後方でも小さなサークルを作りサークルモッシュに興じる集団が現れるなど、フロアはある種カオスな状況となりつつも、ライブは一層熱を帯びていく。

「mahoroba」を挟んで、「me?」では観客の手拍子が巻き起こるなど、それまでとは違うまったりとしたサウンドに。そんな中でも、RYU-TAは「ラブシャいけるか~! お~い、こんだけ人おるんやったら、もっともっといけるんちゃうんか~!」と要求するなど、観客を盛り上げる。

ライブも終盤に差しかかる中、「今日は日常の嫌なこととかみんな忘れて、何も考えなくていいからただ音楽を感じてほしいんです。なので、新曲持ってきました! 自分っていうものが分かんなくなってる皆さん、自分自身に生まれ変われ!」(GEN)という熱い言葉から、最新曲「Squall」を披露。

そして「最高にいい時間をありがとうございます! 来年またこの場所で会いましょう! みんなでこの最高のフェス守っていきましょう!」という言葉から、ラストは「Buster call」。だが、GENは「違うんだよ、みんなむっちゃ笑顔じゃん。いいんだけど、俺が求めてるのはそうじゃないんだよ」と、観客の盛り上がりに不満顔。

続けて「死に物狂いのぶつかり合いが見たいんだよ。これじゃやれないな~。やれんの!? かかってこれんの!?」というGENの言葉に応えて、前方はすさまじいモッシュ&ダイブの応酬に発展。大盛り上がりの中ライブは終了した。