【SWEET LOVE SHOWER 2017】東京スカパラダイスオーケストラにまさかのゲストが参加!

2017/10/15 12:01 配信

音楽

NANBA69


【写真を見る】NAMBA69のライブでは、“レジェンド”難波章浩が観客の上に寝そべり演奏!(C)SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017/Photo by 岸田哲平


FOREST STAGEに多くの“ヘッズ”が詰め掛ける中、現れたのはNAMBA69。言わずと知れた伝説のバンド・Hi-STANDARDのベーシストとしても精力的に活動する難波章浩(Vo/Ba)が、自身のバンドで再び“ラブシャ”に参戦した。

ライブは「THE WIND OF CHANGE」からスタート。持ち前のメロディックパンクで、冒頭から否応なしに盛り上げていく。そこから「LOOK UP IN THE SKY」へとなだれ込み、ステージ前方は観客たちの暴れっぷりで早くも砂煙が上がりだす。

「LET IT ROCK」を挟んでの「SUMMERTIME」では、それまでのタイトかつ性急な演奏から打って変わって、パワーポップ的なサウンドを展開。「派手に盛り上がるだけが“メロコア”ではない」と言わんばかりに、サウンドの懐の深さを再認識させる。

続く「MANIAC」では、再び性急なサウンドで“メロコア”のハードコアな部分を体現。難波やko-hey(Gt)からのあおりに応える形で、前方でサークルモッシュが巻き起こるなど、盛り上がりは一段と激しさを増していく。

ライブも終盤に差し掛かる中、披露されたのは「カントリーロード」の日本語カバー。かつてHi-STANDARDも英語詞でカバーしていた楽曲だけに、観客のボルテージは最高潮に。大合唱に発展するなど、変わらぬアンセムぶりを見せつけた。

MCでは、難波が「みんなパンクロック好きだよね? ある意味今日は、パンクロック代表のつもりで来てるから」と宣言。そして「よっしゃ、もう俺そっち行くわ」と、突然客席に降り、観客と触れ合っていく。さらには観客に支えられながら彼らの頭上に立ち上がる場面も。

ko-heyらバンドメンバーが「難波さん、これどうやって始めたらいいですか?」と困惑する中、難波は「ごめん、セキュリティーの皆さん、俺倒れるわ。倒れちゃっていいですか?」といたってマイペース。そのまま観客の頭上で寝そべりながら「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」を演奏し始める。

「俺どうなってるか分かんねえな。スゲえ気持ちいいなこれ」と、難波が観客の上の“寝心地”を満喫する中、ko-heyは「(BRAHMANの)TOSHI-LOWさんより怖くないから、どんどん上がって来いよおまえら!」と呼び掛け、どんどんダイバーが飛んでくる事態に。ある意味カオスな状況を、難波は文字通り観客と一体になって楽しんでいた。

「1分もそこに立てなかった。悔しいね。TOSHI-LOWはすごいね。体幹鍛えてきます」と、リベンジを期する難波は、「俺たち普段はライブハウスでもっとタイトなライブやってるから、もし機会があったらまたライブハウスにも遊びに来てよ! 最後の曲、今日はみんながヒーローです!」と呼び掛け、ラストに「HEROES」を披露。

「move or die、終わりか?もっと来いよ!」と、最後まで観客の盛り上がりを引き出した難波は、演奏後観客の頭上を全力で泳いで見せるなど、“パンク界のヒーロー”としてフロアを大いに沸かせた。