コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、漫画家・たかし♂さんの『ヤクザにお風呂で働かされてます。』をご紹介しよう。
同作は、「月刊エレガンスイブ」にて連載中(分冊版は各電子書店にて配信中)の作品で、他界した父が残した借金と銭湯を抱えた主人公「山鼠みや子」と、優しいヤクザ「蛇塚」による極道ラブコメが描かれている。
作者のたかし♂さんが自身のX(旧Twitter)に、同作の第1話をポストしたところ、好評を博して14万もの「いいね」を獲得。そこでたかし♂さんに、『ヤクザにお風呂で働かされてます。』を創作したきっかけやこだわった部分について話を伺った。
美大卒業後、絵を描く仕事とは無縁の会社に就職して業務に追われる日々を過ごし、気づけばアラサーになっていたみや子。そして、みや子の父は自身が病気であることを黙っており、病によって他界してしまう。みや子は父の死をきっかけに、10年ぶりに実家の銭湯に戻ったのだった。
みや子は実家に残っていた、昔の写真や幼い頃に描いた父の絵などを眺めては父の存在を噛みしめる。荷物を整理し、不要なものをまとめてゴミ捨て場に向かったところ、そこには1人の男性が倒れていた。慌てて警察に連絡しようとすると、彼はみや子の携帯電話を掴んで「サツは… あきません…」と食い止める。
仕方なく実家に連れていき、怪我の手当てをしたみや子は、「どうしてあんな場所に倒れてたんです?」と尋ねた。すると、彼は「酔っぱらってこけて」と話を簡単に済ませ、「それよか 店…」「今日は開いとるんですね…」と続けた。
そして、「おっちゃんは?」とみや子に尋ねると、みや子は「実は亡くなってしまい」「今はお店はお休みなんです…」と返す。男は少しの間、黙り込んだ後に、「ほんなら 今日からあんたが取り立て相手に代わるってことですか?」と衝撃の事実が明かされた。
身に覚えのない話に混乱するみや子は、差し出された借用書を見ると、そこには「金1000万円也」と記載されているのだった…。
のちに、この男性はヤクザの蛇塚であることが明かされ、その後に描かれる2人の様子に対して、「蛇塚の優しさにキュンとした」「一見ミステリアスな蛇塚だけど、ヒロインに一途なギャップに惹かれた」など好評の声が相次いでいた。
――『ヤクザにお風呂で働かされてます。』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
読切で描かせてもらった漫画に、実家が銭湯で刺青をしているヒーローが出てくるのですが、連載の漫画になる時に、実家が銭湯という設定を主人公へ、刺青はそのままヒーローに受け継がせたのが始まりで、そこから肉付けしました。
――第1話を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
蛇塚という男です。蛇塚に興味を持ってもらえるように考えつつ、私の趣味も詰め込みました(笑)
――第1話の中で、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
蛇塚がスパリゾート鷹松の人達相手に、銭湯で暴れるシーンは描いていて楽しかったです!
――今後の展望や目標をお教えください。
ドキドキできるような恋愛要素を強めていきたいですね…!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
これからも面白いお話をお届けできるように頑張りますので、『ヤクザにお風呂で働かされてます。』を今後ともよろしくお願いします!
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