なえなの、一人の“おじさんファン”に出会い涙した過去を明かす「ファンの皆さんとはコミュニケーションを取り続けたい」<ダウンタウンDX>

2024/07/25 05:00 配信

バラエティー インタビュー

松田元太との共演で「アドリブ耐性がついた」


――モデルや女優業など活躍が目まぐるしいですが、一番やりがいのあるお仕事は何ですか?

モチベーションが高いのは演技です。お芝居がすごく苦手で「もうやりたくない」ってマネージャーにも話して一年間何もやらなかったんです。でも昨年くらいに再開して、やっと最近になって楽しいと思い始めてから、だいぶモチベーションが高くなりました。

――最近だと東京タワー(2024年、テレビ朝日系)で演じた役どころを「挑戦的だった」と仰っていますが、ご自身の中で成長できたなと思う部分はありますか?

松田元太さんと恋人役だったのですが、初めて現場入りした時、彼のアドリブがすごく自由で全く会話にならなかったんです。演技中のせりふで「会うの水曜日は?」って聞くシーンがあったのですが「日曜日?」みたいな返事が来て…会話が成り立たなかったりして。初日はそれで「大丈夫かな?」と焦ってしまったのですが、このアドリブに慣れていかないと、自然にお芝居ができないなと感じたので対応できるように努力しましたね。

――修羅場シーンでは声を荒げることもあったと思いますが、演じるのは難しかったですか?

どういう風に演じようと悩みましたが、やっぱり周りの皆さんの演技が上手すぎて、流れに身を任せていたら自然とできました。休憩の間とかも皆さん役に入ったままで台本とずっとにらめっこしていて、全然話す時間がなかったです。結局10回くらい同じシーンを繰り返したのですが、普段声を荒らげることってないから、運動会の後みたいな感覚で少し疲れました(笑)。

ファンとは「会話することを心掛けている」


――先日待望のフォトブックが発売されましたね。ファンの皆さんも喜んでいるかと思いますが、改めてなえなのさんにとってファンってどんな存在ですか?

私はファンのファンなんです。この間、フォトブックお渡し会をしたときも、ファンの名前や出身地、特徴とかを全部頭に入れたり、自分がその子に話したいことがあったら、話をまとめてから現場に入ったりして…何回も来てくれる子とは、密な会話をすることを心掛けています。それくらいファンの皆さんが大好きです。

――ファンの方に言われた、心に残っている言葉やエピソードはありますか?

今はおじさんのファンが一定数いるのですが、昔全然いなかった時に珍しく50代くらいのファンからメッセージと、茶封筒に入った手紙をいただいたことがあるんです。開けて読んでみたら、その男性は娘さんを亡くしていて、その娘に私が似ているらしく、見ているとすごい元気がもらえるからそれをきっかけに好きになってくれたみたいで…。その手紙をボロボロ泣きながら読みましたね。そういう出会いもあるんだなって学びにもなりましたし、やっぱり芸能人の方って、ファンに対してコメントを返したりとかできないと思うのですが、自分はそれができる職業なので、ずっとファンの皆さんとはコミュニケーションを取り続けたいと思っています。