2024年シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめた情報番組「MLB's ON FLEEK」#11が、ABEMAにて6月28日に放送され、MLBにおける「選手の評価基準」にフォーカスした。
本放送回では、今、MLBで評価される能力はどのようなものなのかを深掘りし、投手と打者、それぞれの最新評価基準を解説した。
まずは打者の新たな評価基準に、「打球速度」が紹介され、天の声を務めるMLBジャーナリストのAKI猪瀬は「今シーズン、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が痛烈な“弾丸ゴロ”を放ち、野手のグラブを弾いて、ライトフェンスまで到達する二塁打となった。このように打球速度が速いと、野手のあいだをぬけていくので、長打となる確率が高くなる」と説明した。
また、2023年シーズンの打球速度ベスト5を見ると、1位はアトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.選手の195.1キロで、大谷選手は4位で190.9キロだった。このランキングを見て、番組MCのさや香の新山は「MLBで守っている時に、印象に残った打球はありますか?」と質問すると、元MLB選手の西岡剛は「当時、セントルイス・カージナルスにいたアルバート・プホルスの打球が、ショートを守っていてこわかった。本当にビビった」と明かした。
続けて、西岡は「いちばん速い打球を見たのは、阪神甲子園球場なんです」と切り出し、「交流戦で、ピッチャーは阪神タイガースの藤浪晋太郎投手、バッターは当時、北海道日本ハムファイターズにいた大谷選手で、高卒1年目同士の戦いだった。その試合でセカンドを守っていたが、僕の1メートル横を大谷選手が打った弾丸ライナーがぬけていった。もう動けなかったですね。その打球を見た時に、『大谷ってヤバい』と思った」と当時をふり返ると、さや香のふたりは「スゲーなぁ」と目を丸くした。
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