韓国の新バラエティー「My name is ガブリエル」(全14話/毎週金曜1話ずつ配信)に出演中の俳優パク・ボゴム。ロマンス作品で立て続けにヒットを飛ばし韓国で“国民の彼氏”とも呼ばれ愛される一方で、バラエティー番組で見せる素顔もパーフェクト。“自分ではない誰か”の人生を72時間生きてみる、という斬新なコンセプトの同番組でも、チャーミングで誠実な素の人柄をのぞかせている。俳優の枠にとらわれず人々を魅了するパク・ボゴム、その軌跡を振り返る。
1993年6月16日生まれ、現在31歳。2011年に映画「ブラインド」でデビューした彼が初めて大きな注目を浴びたのが、人気ドラマシリーズの第3弾「恋のスケッチ~応答せよ1988~」(2015年)。複数の男性キャラクターが登場し、ヒロインの結婚相手を予想する“旦那さま探し”の趣向が人気を呼んだこのシリーズで、ボゴムは天才囲碁棋士テク役を務めた。
気弱で頼りないキャラクターながら、182cmの長身と人懐こい笑顔は注目を集めるに十分。ドラマの大ヒットもあり、ボゴムの名も一躍ドラマファンの間に広まった。
翌2016年には、ロマンス時代劇「雲が描いた月明り」で自由奔放なツンデレ王子・ヨンをちゃめっ気たっぷりに好演。ドラマが最高視聴率25.3%を記録するヒットで“クルミ(雲)シンドローム”を巻き起こしたのに加え、ボゴム自身も演技を高く評価されてKBS演技大賞男性最優秀賞を受賞。本格ブレークを果たした。
さらに2018年には、ドラマ「ボーイフレンド」で人気女優ソン・ヘギョを相手にチャーミングな“年下彼氏”を熱演。周囲から“氷の女王”と呼ばれるほど愛想のないバリキャリヒロインを無邪気なスマイルで癒やすボゴムに沼落ちする女性ファンが続出した。
立て続けにロマンス作品のヒットで“国民の彼氏”として絶大な人気を獲得したボゴム。だが、彼の魅力はそれだけではない。
まずは音楽。学生時代はミュージカルを専攻し、確かな歌唱力とピアノ演奏スキルを持つボゴムは、実はもともと歌手志望。「雲が描いた月明り」で初めてドラマOSTに参加して歌唱力が広く知られると、2019年にはシングル「Bloomin‘」で日本から歌手デビュー。2023年には「LET ME FLY」でミュージカルに進出した。
圧倒的な人気に加え、人懐こい笑顔とチャーミングで物おじしない人柄で、授賞式MCとしても活躍している。2015年から1年間、音楽番組「ミュージックバンク」のMCを務めた経験も生かし、2018年から3年連続で“韓国のゴールデングローブ賞”「百想芸術大賞」MCを担当。世界最大のK-POP授賞式「MAMA AWARDS」では2023年までに5度MCを務め、日本語や英語も織り交ぜながら安定した進行ぶりを披露。“MAMAの顔”となっている。
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