「紳士の品格」(2012年)などで知られる女優キム・ハヌルと歌手“RAIN(ピ)”として日本でも人気のチョン・ジフンが共演する韓国のサスペンスドラマ「レッド・スワン」の制作発表会が7月2日に行われ、出演陣がそれぞれ工夫を凝らした役作りについて語った。
「レッド・スワン」は、韓国の大財閥“ファイン家”の後継者の妻オ・ワンス(ハヌル)が何者かに銃撃されたところから始まるサスペンス。銃撃の黒幕が一家の内部にいると考えたワンスは、ボディガードのソ・ドユン(ジフン)とともに、夫ヨングク(チョン・ギョウン)や家に出入りする女性チャン・テラ(キ・ウンセ)、強欲な義母ミラン(ソ・イスク)らの秘密を探っていく。
会見にはキム・ハヌルとチョン・ジフン、共演のチョン・ギョウン、ソ・イスク、キ・ウンセ、そしてパク・ホンギュン監督が登壇した。ハヌルは、出演を決めた理由について「私は映画『ボディガード』を楽しんだ世代なので、題材に興味を覚えました」と返答。“セレブ女性とそのボディガードがタッグを組んで秘密に迫っていく”という題材に惹かれたと明かした。
今回演じるのは、元世界的ゴルファーで今は財閥家の妻であり親善大使、という役回り。「親善大使を務めている方々の姿をモニタリングして、人前に立つ姿やふるまい、衣装について研究しました」「(ゴルフは)本当に難しかったです。練習をいくらやってもフォームがうまく表現できず、どんな演技よりゴルフの練習が多かったです」と、ワンスのキャラクターを作り上げるべく様々な準備をしたことを打ち明けた。
一方、ジフンはアクション演技に加え、キャラクターを表現するセリフ回しに力を入れたという。「ボディガード役だからセリフは多くなくて。ただ、ここぞというときの“重厚な一発”が必要だったので、そのトーンを定めるために演技の先生や発声の先生と調整して、どういうふうに力加減しようかというのが悩ましかったです。頑張って発声のトレーニングを行いました」と振り返った。
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