「デッドプール」には“作り続ける信念”がある　ライアン・レイノルズが思い語る ヒュー・ジャックマンと会見登壇＜デッドプール＆ウルヴァリン＞

映画「デッドプール＆ウルヴァリン」のメディアカンファレンスが7月4日に韓国で行われ、デッドプール役のライアン・レイノルズ、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンが、監督のショーン・レヴィと共に出席した。

ジャックマン「ウルヴァリンもこれまでとちょっと違っているのでワクワクすると思います」

韓国に来るのは6回目というレイノルズは「韓国を訪れるのを毎回楽しみにしていて、今回、この作品を皆さんと分かち合えることを嬉しく思っています」とあいさつし、前日に韓国に到着して球場で韓国プロ野球の試合を観戦したことも報告。

そして、「最初の作品『デッドプール』は僕にとって、キャラクター、シリーズ、フィルムメイキングなど、作り続ける信念みたいなものがあって、その時の気持ちをずっと持ち続けています。『デッドプール2』はみんなの愛で作った作品でしたね。そして『デッドプール&ウルヴァリン』。この2人(ジャックマンとレヴィ監督)と一緒に作品を作るのが夢で、実現するまでに結構時間が掛かりました。今、この2人の横に座れていることを嬉しく思っています」と、夢が実現できた嬉しさを語った。

ジャックマンは「ウルヴァリンを演じて25年。今回が10本目になります。今回の作品でのウルヴァリンが最高のウルヴァリンになることを脚本を読んだ時、撮影現場に行った時に感じました。僕のキャラクターをこんなに大事にしてくれているのはこの2人をおいていないと思ったんです。今回のウルヴァリンはこれまでとちょっと違っていたりするので、きっと見ていてワクワクすると思います」と、出来上がりに自信があることを伝えた。

レヴィ監督も「デッドプールとウルヴァリンという、このアイコン的なヒーローを何年にもわたって大事にしてきました。彼ら2人を、ハートとユーモアとアクションのある作品に登場させて、この夏にお届けできるのが嬉しいです」と無事完成し、間もなく公開できることを喜んだ。

レイノルズ「仕事で一番好きなことは、いろんな国に行けること」

ジャックマンは「招聘してくださってありがとうございます。この作品の核心にあるのは、友情です。デッドプールとウルヴァリンの2人はファンに愛されてきたキャラクターで、今回、待望のタッグを組むことになりました。それがMCUの中でというのも嬉しく思っています」と、改めてレイノルズが演じるデッドプールと共演できた気持ちを語った。

レイノルズは「出発する前、子どもに言ったんですけど、仕事で一番好きなことは今回の韓国も含めて、いろんな国に行けること。記者会見だけじゃなくて、その国の文化を触れられることは大きな特権ですし、特別なことだと思います。歓迎してくれてありがとうございます。この作品を早く皆さんにお見せしたいです」と、韓国に来られた喜びを伝えつつ、最高の作品を届けたいという思いも力強く語った。

超個性的で破天荒、なんでもアリの無責任ヒーロー、デッドプール。そんな彼に世界の命運が託されてしまった。予測不可能なミッションの鍵を握っているのは、鋭い爪を持つ最恐のアウトロー、ウルヴァリン。ということで、デッドプールはウルヴァリンに助けを求めることに。個性の異なる危険なR指定ヒーロー2人が暴れ回る作品が「デッドプール＆ウルヴァリン」。

「デッドプール＆ウルヴァリン」は7月24日(水)世界最速公開。なお「デッドプール」シリーズ過去作はディズニープラスで配信中。

◆取材・文＝田中隆信