妻との再会を果たすため、オーエン・マッケン“ギャヴィン”らが基地に乗り込み最終決戦へ<「ラ・ブレア」シーズン3 最終回>

2024/07/04 18:00 配信

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「ラ・ブレア」シーズン3 第6話(最終話)より(C) 2024 Universal Television LLC. All Rights Reserved.

オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中の海外ドラマ「ラ・ブレア」シーズン3(※シーズン1&2も配信中)。最終回となる第6話では、ギャヴィン(オーエン・マッケン)たちがイヴ(ナタリー・ジー)を捜す様子が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第6話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)

「ラ・ブレア」とは


本作は、突如現れた巨大な陥没穴の先に広がる紀元前1万年前の世界を舞台にした、アメリカ発祥のSF超大作。陥没穴によって引き裂かれてしまった家族が元の世界で再会するため、予測不能なサバイバル劇が繰り広げられる。

シーズン1は、アメリカにおける18~49歳の視聴者数で2021年秋ドラマNo.1を記録。そんな本作の脚本・製作を務めるのは、犯罪捜査ドラマ「THE MENTALIST/メンタリスト」や「NCIS:ニューオーリンズ」で脚本を務めたデヴィッド・アッペルバウム。

ファイナルシーズンとなるシーズン3では、生存者たちが協力し合いながら様々な脅威と戦っていくうちに、登場人物たちは陥没穴に関する恐ろしい事実を知ることになる――。

キャストには、陥没穴の中に落ちてしまったハリス家の母親・イヴ役をドラマ「ザ・フォロイング」シリーズに出演したナタリー・ジーが演じる。父親のギャヴィン役は、映画「バイオハザード:ザ・ファイナル」のドク役や、ドラマ「ナイトシフト 真夜中の救命医」で主演を務めたベテラン俳優のオーエン・マッケンが務める。

また、ハリス家の長男・ジョシュ役には、TikTokerとしても活動する新進気鋭の俳優ジャック・マーティンが、長女・イジー役には、作中での義足姿が注目を集めた新人俳優ザイラ・ゴレッキが抜擢。

その他にも、ギャヴィンの友人で空軍パイロットのリーヴァイ役を、ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」で医師役を演じた名門スタンフォード大卒の俳優ニコラス・ゴンザレスが務め、娘と一緒に穴に落ちた医師のサム役を、ドラマ「シカゴ P.D.」など数多くの作品に出演するジョン・セダが演じている。

長期収容所で発見した意外な人物とは…


1965年のロサンゼルスへやって来たギャヴィン(オーエン・マッケン)たち。ヘレナの先導で、イヴ(ナタリー・ジー)がいると思われる長期収容所を目指した。一方、サム(ジョン・セダ)は病院に連絡を取り、娘のライリー(ヴェロニカ・セント・クレア)の居場所を突き止めた。そしてサムは病院へ、ギャヴィンとヘレナとイジー(ザイラ・ゴレッキ)は収容所へと向かう。

しかし収容所にイヴの姿は見あたらず、それどころかヘレナが見つけた囚人リストには“紀元前1万年の基地に移送”と書かれていた。ギャヴィンはヘレナにサーバーの破壊を任せ、イヴが向かったであろうオーロラへと急いで戻る。

その頃、サムはやっとのことでライリーと再会する。しかし60年代の技術では抗生物質もなく、ライリーは非常に危険な状態だった。サムは意を決して、「ライリー、この手術でお前を助ける」と、自分の持つ技術でライリーの手術に当たることにした。

ギャヴィンとイジーはオーロラに戻ると、ちょうどそこを通ろうとする軍用車を発見する。しかし車の中にいたのは、イヴではなくジョシュ(ジャック・マーティン)だった。思わぬジョシュとの再会に喜ぶギャヴィンとイジー。

ジョシュが言うには、1965年でライリーを入院させたが、外に出た瞬間軍人たちに捕まり、イヴと一緒に檻に入れられてしまったそうだ。しばらくして今日の移送のことを知り、看守に激しく抵抗したところ注射を打たれてしまったという。そしてジョシュの記憶はそこまでで、イヴが今どこにいるのかは分からないとのことだった。

するとそこへ施設からヘレナが駆け付ける。ヘレナは看守と戦っていたイヴを助けるが、そこに新手の看守がやって来て、ヘレナだけが抜け出してきたという。イヴを助けるにはやはりマイクロチップが必要だと考えたギャヴィンたちは、イヴの意思に従い、紀元前1万年に戻っていった――。