松本まりかが15年にも渡り不倫をしていた夫に裁きを与えるサレ妻に「常識とか固定概念にとらわれないで、そのときに生まれる感情を表現できたら」<夫の家庭を壊すまで>

2024/07/08 07:00 配信

ドラマ インタビュー

「夫の家庭を壊すまで」で主演を務める松本まりかにインタビュー!撮影=富田一也

純愛だと信じていた夫に不倫をされた妻が復讐を決意し、不倫相手の家族を追い込んでいく姿を描く、ドラマプレミア23「夫の家庭を壊すまで」(毎週月曜夜11:06-11:55ほか、テレ東系ほか)が7月8日から放送スタート。

WEBザテレビジョンでは、本作で主演を務め、夫に15年も裏切られていたサレ妻・如月みのりを演じる松本まりかにインタビューを実施。ドラマの見どころや共演者の印象などを聞いた。

もう使えるものは全部使って演じられたらと思っています


――最初に台本を読んだときの感想を教えてください。

まずタイトルがすごいなって思ったんですけど、脚本がすごく面白いんですよね。みのりは0から100に振り切ってしまうくらい悪になってしまいますが、そこへの過程がきちんと描かれているので、説得力があって読んでいても止まることなくスラスラ読めてしまうんです。

でも、ずっとヘビーな心を持ったままいかないといけないので、耐えられるかなっていう不安がすごくありますね(笑)。やっぱり楽しい感情のままで生きていきたいじゃないですか。前クールでやっていた「ミス・ターゲット」(テレビ朝日系)からの気持ちの切り替えは大変そうです(笑)。

でもそれってみのりと同じなんですよね。せっかく幸せになれたのに、急に地獄に落とされるっていう。だからこの状況をそのまま使える!と思って。“ずっと勇大と恋愛していたかった”っていう気持ちと、“それとさよならしなきゃいけないんだ”っていう気持ちと、もう使えるものは全部使って演じられたらと思っています。

――みのりの気持ちには共感できましたか?

そうですね。みのりの気持ちはわかります。みのりはすごく純粋な女性なんですよね。純粋さが反転して悪の部分が出てしまっているだけで、環境や状況によってそういう風になってしまったというのは共感できるなと思います。もし悪人たちばかりが出てくるような作品で、主人公も悪人だったら、結構心を持っていかれちゃうと思うので、そこは私自身救われましたね。

みのりは人を傷つけたりするけど、そこにちゃんと良心の呵責みたいなものがあるんです。悪の感情になるために私が一番持っていなくちゃいけない、持っていたいものが“純粋さ”っていうところだったので、そこはすごく希望を持って演じられるなと思いました。