TikTokのフォロワー数580万人超えのONE N' ONLY「これからもSWAGに会える“ライブ”という場所を大切にしていきたい」

夏以降もイベントや単独ホールツアーなどライブの日々が続くONE N’ ONLY   撮影=西村康

初の47都道府県ツアーが4月27日のパシフィコ横浜公演でファイナルを迎えたONE N' ONLY(通称ワンエン)。各地のSWAG(ファンの名称)と直接顔を会わせ、これまで以上に愛と絆を確かめ合う貴重な時間となったようだ。そんなツアー終了後も彼らの勢いは止まらず、6月21日にはブラジルの男女ユニット・Overdriver DUOとのコラボ楽曲「Cross the Line」を配信リリース。夏以降もイベント出演や単独ホールツアーなどライブ三昧の日々が続く。ブラジルをはじめとする中南米にも多くのファンを抱え、TikTokフォロワー数は日本人男性音楽アーティスト1位(580万人超え!)と、今後ますます時代の注目を集めそうなワンエン。普段から仲が良すぎる6人に、これまでの活動のエピソードやメンバーの関係性が伝わるトークを、さまざまな角度から展開してもらった。

まだまだ先へ向かって進んでいきたいという感じで、グループがすごくいい方向に進んでいるなと思います


――まずは、47都道府県ツアー『ONE N' SWAG ~Hook Up!!!!!!~』を完走した率直なお気持ちを聞かせてください。

HAYATO:ファイナルのパシフィコが終わって、今、少し時間が経って。パシフィコはやっぱり、普段のツアーファイナルよりも気合いや感情がすごく乗ったライブになったと思います。過去最多で最長のツアーだったので、“やりきったぞ!”っていう達成感もすごかったです。ツアー中は“終わったら燃え尽きてしまうかな?”とか少し心配していたのですが、そういうのはなく、「次はもっとこうできるかも」とか「こうやったらさらに盛り上がりそう」というアイデアがみんなからすぐに出てきたのも良かったですね。ちゃんと次につながるようなツアーになったっていう実感があります。

NAOYA:パシフィコの公演タイトルは『ONE N' SWAG ~All out~』。“全てを出し切る”という意味を込めていたので、本当にメンバー全員の気合いがすごかったと思います。終わった後はファンの皆さんやスタッフさんに『今までのツアーで一番良かった』と言ってもらえることが多くて、それもうれしかったです。HAYATOも言ったように、47都道府県ツアーを終えた今はみんなが既に“次”を見ている前向きなモード。ここで満足せず、まだまだ先へ向かって進んでいきたいという感じで、グループがすごくいい方向に進んでいるなと思います。

EIKU:今回の47都道府県ツアーは『初めてワンエンを見ました』という方がどの地域にもいてくれて。これまでいろいろな場所でライブをやらせてもらってきたけど、まだ会えていないSWAGがたくさんいたんだなと思ったし、そういう方たちのいる場所に自分たちから会いに行けたことがうれしかったです。パシフィコは、あれだけ大きな会場だけど、逆に距離をすごく近く感じました。SWAGがとにかくたくさん声を出してくれたっていうのが大きかったと思うんですけど…すごく近い心の距離感でライブをすることができました。

【写真】離れていてもどんどんくっ付いていく6人。ソロカットなど全33枚   撮影=西村康

――“課題”という部分でいうと、このツアーで見つかったものは何がありましたか?

KENSHIN:会場のキャパに合わせた対応力をもっと付けたいなと個人的には思いました。数百人規模の地方のライブハウスとファイナルのパシフィコでは、同じライブをやっていても僕らの体感は全然違う。会場が大きくなればなるほど、ダンスや歌のスケールをより大きくしていかないと演出負けしちゃうと思うんです。秋にはホールツアーがあって、そのファイナルはパシフィコより大きな会場の東京ガーデンシアター。47都道府県ツアーの勢いを乗せつつ、地肩も固めてホールツアーに臨めれば、いずれはアリーナとかも見えてくるのかなって思います。

HAYATO:47都道府県ツアーの前のツアーで見えた課題が“お客さんとの一体感”だったんです。それを今回、1カ所1カ所すごく大事にしながらライブをやってきて。どの会場もお客さんとの距離を近く感じられたということは、ひとまず1つ前の課題はクリアできたのかなって。この先は、どんな大きな会場に行ってもその意識を忘れないようにするということを目標にしたいです。

写真左からKENSHIN、HAYATO、EIKU   撮影=西村康

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