TikTokのフォロワー数580万人超えのONE N' ONLY「これからもSWAGに会える“ライブ”という場所を大切にしていきたい」

グループ初の海外ライブがブラジルっていうのもなかなかないのかなと思います

もう誰の手がどこで、誰の足がどこにあるかよく分からない状態に   撮影=西村康


――ワンエンは今、活動7年目ですよね。約4年前、ブラジルの人気曲の“踊ってみた動画”を投稿したことから中南米で人気が沸騰し、昨年4月にはブラジル3都市を回るラテンアメリカツアーを敢行しました。そんな海外での活動はどんなふうに捉えていますか?

HAYATO:僕らは、活動を始めてすぐにコロナ禍に突入してしまったんです。そこで自粛期間などにSNSを活用して動画をたくさんあげていたら、その中の1つが南米でバズって、ブラジルのフェス出演やツアー開催につながった…という流れなんです。グループ初の海外ライブがブラジルっていうのもね、なかなかないのかなと思いますが(笑)。

TETTA:しかも、6人中3人(TETTA、REI、NAOYA)は人生初の海外がブラジル。

REI:初海外でフライト30時間ってすごくない? 長過ぎるでしょ(笑)。

TETTA:去年のブラジルツアーの帰りは、移動で大アクシデントがあったのが思い出深いです。本来は飛行機で2時間なのに、ポルト・アレグレからサンパウロまでバス移動になって、ブラジル国内をバスで20時間移動しました。空港に到着して日本までさらに30時間のフライトだったから計50時間。その間はお風呂も入れないし本当にキツかったです(笑)。

NAOYA:でも、そういう思い出がこういうインタビューで話せるネタになるし、日本では“中南米で人気のグループ”みたいに紹介してもらうことが多くて。“グローバルグループ”というのは僕たちの大きな強みだと思うし、今後もっともっとワールドワイドなグループになっていけたらなって思います。

HAYATO:6月20日にはギリシャのアテネで開かれる「Aria Fest 2024」という音楽フェスにも参加する予定です(※後日、開催延期が発表)。K-POPの方々とかアジアのアーティストが出演するイベントなんですけど、僕らのグローバルに活動している部分を評価していただけたのか、日本代表としてお声を掛けていただいて。

REI:海外に行くのはちょっと久々じゃない?

HAYATO:そうだね。ここ何年かは毎年のようにブラジルに行っている感覚だったから。ブラジルの30時間のフライトを経験したらギリシャは大阪に行くみたいな感じかも(笑)。

――ちなみに、日本からアテネは最短で17時間程度のようです。

TETTA:おー! 意外と速いね。

REI:ってなるんだよね(笑)。30時間を知っちゃってると。

HAYATO:半分、半分!って。

KENSHIN:ただ、直行便がないみたいで。トランジットが必要だから、またドバイに立ち寄る感じかな?

NAOYA:おー。おなじみのドバイ。

KENSHIN:1回目のブラジルのときがドバイでトランジットだったんだよね。

EIKU:ドバイの空港ってめちゃくちゃ大きい。しかもキレイ。

TETTA:ショップもいろいろ入ってるし。

REI:ドバイのトランジット、結構楽しいよね。

――ドバイといえば、世界一の高さを誇る建築物のブルジュ・ハリファが有名です。見ましたか?

NAOYA:はい! この目で見ました。飛行機の中からですけど(笑)。写真も撮りましたよ。

HAYATO:みんな飛行機から見たんじゃない? 豆粒だったけど。

KENSHIN:(TETTAを指して小声で)この人は見てない……。

TETTA:あ、僕は寝てました!(笑) だから記憶にないです。

HAYATO:じゃあまた次の機会だね。

KENSHIN:でもニューヨークでトランジットの可能性もあるかも。

HAYATO:確かに。ブラジルって行き方がいっぱいあるから。あっちからもこっちからも行ける。次、どっちだろうなぁ。

――皆さん、今普通にさらっと話をしてますけど、会話がワールドワイドすぎて驚きです。

EIKU:確かに!(笑)

HAYATO:言われてみればそうだね(笑)。

REI:でも俺、ブラジルのトランジットはドバイがいいな。ニューヨークは物価が高すぎてちょっとさ(笑)。前、トランジットでニューヨークに滞在したとき俺が我慢できなくて食べちゃった辛ラーメン、いくらだったか覚えてる? インスタントで2000円以上!

EIKU:たっか!

NAOYA:ペットボトルも900円くらいだったはず。

KENSHIN:ヒースローも高かったよ。

NAOYA:確かに。イギリスも相当高い。

TETTA:水1本が7、800円とかで。

EIKU:あ、ねぇ、サンドイッチ高くなかった?

REI:高い! 1000円以上。

HAYATO:って考えるとブラジルは安いか。俺、ブラジルに好きな場所があってさ。サンパウロに“リベルダージ”っていう東洋人街があって、日本の食べ物がいろいろ揃うの。原宿の竹下通りみたいな感じ。見慣れたお菓子が売ってたり、すき家とかもあって、日本が恋しくなったときにそこへ行くと頑張れた(笑)。

EIKU:日本で買うよりだいぶ高いんだけどね。

TETTA:高いは高い。だけど一番落ち着く。いろんなお店に入ったよね。

KENSHIN:ブラジルの好きな場所とか、俺ら、結構エグい会話してるね(笑)。

NAOYAさんにくっ付いていたいTETTAさん。随時モニターを見に来てくっ付き具合をチェックし「仲悪く見えちゃうから!」と2人を近付けようとするREIさん   撮影=西村康

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