――今回、自身初のリリースイベントを開催されるということですが、何かきっかけはあったんですか?
それも「挑戦」のひとつですね。今までアルバムは3枚出しているんですけど、リリースイベントはやったことがなかったんです。CDの売り方や特典には、僕なりのこだわりがあったんですけど、今回のアルバム制作中に「ここから、1から、またいろんな風を入れつつ歩んでいきたい」という思いが強かったのも大きいです。
スタッフさんからの提案を受けて、足を運んでくれる方がいるんだったら、そういう扉を開けてみてもいいのかなと思って、「きっと喜んでくれる人がいる」と信じてやることを決めました!
※「Bifrost」リリース記念イベントの開催日時、場所、内容等の詳細については、後日発表予定
――2024年は3月に「STARLIGHT+ 2024」、8月に「ODAWARA FESTIVAL 2024」など音楽フェスへの出演が続きますが、それも「挑戦」のひとつですか?
そうですね、今までフェスには個人的にほぼ出たことなかったんで。僕はライブありきの人間で、ライブが1番いい自己紹介だと思っているんです。フェスに出演することで僕のことを知らない方に知っていただくチャンスでもあるし、単純に自分の経験値にもなるので、出られるところには「挑戦」していくつもりです。
――約3年ぶりのツアーが10月から始まります。現在のお気持ちを教えてください。
マジでうれしいです!それに尽きます!久々にファンのみんなに会えるってだけでもうれしいのに、Zeppで音もいいし、お客さんとの距離も近いし、もういうことなしって感じです。できればもうちょっとやりたかったぐらいです!!
今までできなかった分とか悔しい思いから「何倍にも返してやろう」「絶対ぶち上げるしかない」という気持ちが強いので、ステージを最高の空間にして「また会おうね」という状態にできたらと思っています。もう早くやりたいです!
――3年前の2021年に行われた公演は、コロナ禍で観客の声出しNGの中での開催でしたが、ステージはやりにくくなかったですか?
不安を持ってステージに立つとお客さんに絶対伝わるので、それはあんまり出したくないなと思ったんですけど、1回ステージに立ってみないとわからないな…というのが正直な気持ちでした。でも1回立ったら、声を出せなくても盛り上げる方法がわかったというか、楽しませる方法がわかって、自分も楽しめたし、お客さんもそれを感じてくれたと思っています。
――今回のツアーに向けて、取り組んでいることを教えてください。
2021年は、僕の知識不足でやってはいけないことをやってしまって、ツアー前の1ヶ月で10kgぐらい減量しちゃったんですけど、今回は知識も入れたしゆっくり時間をかけて準備しています。7月に入ってから毎日自炊をして、筋トレを始めました。今日も低糖質のカレーを作ってきましたし、実は今絶賛筋肉中です(笑)。
10月までの3ヶ月で、しっかりいらない部分だけ削ぎ取って身体を軽くして、ライブで最高のパフォーマンスができるように、バチバチに仕上げておくつもりです。すごく気合入っています!
――最後に約4年ぶりのアルバムリリース、初めてのリリースイベント、約3年ぶりのツアー開催を楽しみにしているファンに向けて、メッセージをお願いします。
ファンのみんなには、まずは「忘れないでいてくれてありがとう」と感謝の気持ちでいっぱいです。活動できていない期間は、楽曲制作では孤独を感じたり、自分の周りのスタッフが変わってしまいつらいこともあったんですけど、何より「忘れられてしまうのではないか」ということを1番恐れていました。
この先、楽曲を作ってもリリースできるのか、ライブができるのか…という恐怖があったので、アルバムのリリースとライブツアーが決まって、これ以上に幸せなことはないと改めて実感しています。なので、忘れないでいてくれたみんなに向けて、「HAPPYをバンと投げつけたい、ぶつけたい」と思っているので、楽しみにしていてください!!
※「Bifrost」の「o」はウムラウト付きが正式表記
※「pret-a-porter」の「e」はサーカムフレックス付き、「a」はグレイヴ・アクセント付きが正式表記
※「Bifröst」リリース記念イベントの開催日時、場所、内容等の詳細については、後日発表
◆取材・文=綱島深雪
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