――2人の刑事がタッグを組み、恋愛にまつわる難事件を解決する本作にちなみ、ここで野村さんと塩野さんに「よくある恋愛にまつわるお悩み」を解決していただきたいなと思っています。ちなみに、お2人は周りから恋愛相談されるタイプですか。
塩野:めっちゃ気になる。相談されます?
野村:俺? 意外とされる方かもしれない。
塩野:でも、駆け引きとかの相談はされなさそうですよね。
野村:いや、それが結構あるんだよ。駆け引きって要はバレなきゃいいだけでしょ。連絡来てすぐに返事するんじゃなくて、もう少し時間経ってから返事しようとか。みんなやるでしょ?
塩野:確かに。
野村:俺は、すぐ返事しちゃうけどね!
塩野:駆け引きしてないじゃないですか(笑)。ちなみに、同性からの相談が多いですか?
野村:どっちもあるかな。でも、相談しない方が良かったと言われる方が多い(笑)。普通に「何でそんなことで悩むの?」とか言っちゃうから。「恋愛で悩む時間があるなら人生のことで悩んだ方がよくない?」みたいな(笑)。
塩野:辛辣ですね~(笑)。僕も恋愛相談はよくされる方なんですけど、結論を急いじゃうタイプだから、わりと共感を得たい人の相談相手にはちょっと向かないかな、みたいなところがあります。
――本作の第1話と第2話「7人の恋人とデスノート」では、7股をかけるシェフが登場すしますよね。浮気しない男性を見極めるにはどうしたらいいと思いますか。
野村:見極めるのは無理じゃない? 浮気するものだと思って付き合った方がいいですよ。浮気しない男なんて2%くらいなんだから(笑)。まあ、僕は浮気しないですけどね!
塩野:ずるいなー(笑)。自分は2%の方! でも、見極め方はどうなんでしょうね。難しいな。周平くんと同じで、僕みたいな人を見つけるべきって感じですかね(笑)。
――ちなみに、どこからが浮気だと思います?
塩野:難しいなぁ…。あ、でも手をつなぐってちょっと嫌かな。
野村:手をつないでいたら、それはもう気持ちがあると思うけどな。でも、どこからが浮気っていうのは難しいよね。
塩野:2人でご飯はどうですか? 僕は大丈夫かな。
野村:俺も全然気にしない。結局、お互いが対等な気持ちでいられるんだったらいいんじゃないかなと思うよね。
塩野:許せるかどうか、というところで第三者の視点が入っちゃっていますもんね。お互いが良ければ、許しあっているならいいんじゃないかなと思います。僕と周平くん、わりと考え方が似ているかもしれないですね。
――そういった恋愛に関しての認識の違いが、本作に登場するような事件につながってしまうのかもしれないですね。最後に改めて「REAL 恋愛殺人捜査班」の見どころをお願いします。
野村:恋愛系の事件だし、そんなに重くない物語かと思っていたんですが、かなりドロドロしているし、しっかりと捜査する姿も楽しめる刑事ドラマです。アリバイとかも、こう来たか!と思わずうなるところがあったりして、面白く見てもらえるんじゃないかなと思っています。ちょっとした裏側じゃないですが、細かいところまで凝った内容になっているので、配信で繰り返し見てもらえたらうれしいです。
塩野:もともとあった事件をモチーフにしているので、現実にあったんだということを思いながら見てもらえたら、よりドラマチックに感じてもらえるのかなと思います。大儀見と夢川、2人のキャラクターが立っているなかで、物語はちゃんと地に足がついた状態で進んでいくことも面白いところですし、2人のでこぼこ感が抜け感になっているのかなとも思うので、ぜひ一度観てみてください。
(取材・文=吉田光枝)
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