【漫画】"推し”VTuberとまさかの急接近で、人生勝ち組に?隣に引っ越してきた美少女の正体に「面白いです」「気になりすぎてやばい」と反響多数

2024/08/02 09:00 配信

芸能一般 インタビュー コミック

『推しのVTuberが隣に引っ越してきた話』が話題©カタケイ ©遥透子/オーバーラップ

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、コミックガルドでも掲載中のコミカライズ作品から、『推しのVTuberが隣に引っ越してきた話』をピックアップ。

漫画家のカタケイさんが5月27日にX(旧Twitter)で同作を投稿。そのツイートには2.8万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、カタケイさんにインタビューを行い、コミカライズの裏話や制作のこだわりについて語ってもらった。

平凡な毎日に突如訪れた嬉しすぎるハプニング…!?

『推しのVTuberが隣に引っ越してきた話』(『ネットの「推し」とリアルの「推し」が隣に引っ越してきた』)(15/111)©カタケイ ©遥透子/オーバーラップ

一人暮らしで彼女なしの大学生、天童蒼馬は、特に代わり映えのない日々を送っていた。唯一、蒼馬の生きがいとも言えるのが二人の推し、VTuberの"エッテ様”ことアンリエッタと、声優の"ひよりん”こと八住ひよりの存在だった。

ある日、蒼馬の隣の部屋に謎の美少女・林城静が引っ越してきた。玄関に置かれた大量の荷物を前に困っていた静を見かねた蒼馬は、荷解きを手伝うことにした。

荷解きの最中、蒼馬は、推しであるエッテ様の発売前の公式グッズを静の荷物の中から偶然見つけてしまう。ほかにも、動画で見たエッテ様と静との間に共通点がいくつもあることから、エッテ様の中の人は静であることに気付いたのだった。

このことを正直に静に伝えれば、変な隠し事をしなくて済む。反対に伝えなかった場合、身バレしたと警戒されず仲良くいられるうえに、配信とのギャップをこっそり楽しめる…。

混乱と興奮の中、間違ってメールを送信してしまったことで、静の正体に気付いたことが本人にも伝わってしまった。しかし、「エッテ様とは関係なしに静とは仲良くしたいんだ。だから隠し事することにならなくて良かったって思ってる」という誠実な蒼馬の言葉に、静もすっかり心奪われたようだった。

これから夢のような生活が始まるに違いない…そう確信した蒼馬だが、のちに静の本当の姿を知ることになるのだった――。

作品を読んだ読者からは、「面白いです。ありがとうございます!」「お話も面白そうで、また一人ひとりヒロインが可愛い」「気になりすぎてやばいから気を練って落ち着きます」などの声が多数上がっていた。

ちゃんと幸せになるまで見届けたい…原作愛に溢れたカタケイさんにインタビュー

『推しのVTuberが隣に引っ越してきた話』(『ネットの「推し」とリアルの「推し」が隣に引っ越してきた』)(32/111)©カタケイ ©遥透子/オーバーラップ

――今回のコミカライズを引き受けた決め手はなんですか?

担当さんが送ってくださった原作のあらすじを読んで、可愛くて魅力的なんだけど蓋を開けてみると一癖も二癖もあるヒロインに、主人公の天童蒼馬が翻弄されていく…というストーリーが面白そうだなと思い、お引き受けいたしました。

可愛いだけじゃなくて、しっかり残念なところもある、というキャラ像が好きです。

私も個人的に声優さんを推しているので、推しの声優さんがいる蒼馬にシンパシーを感じたというのも理由のひとつです。

――『推しのVTuberが隣に引っ越してきた話』を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

読んでくださった方に、メインヒロインの一人である林城静を好きになってほしいなと思い、特に力を入れました。

原作を拝読した時に「感情表現の仕方が素直で、こういう子がそばにいると毎日が楽しくなりそうだな」と思ったので、笑ったり困ったり胸キュンしたり…とできるだけいろいろな表情を盛り込むようにしました。

笑っている顔も、人懐っこい笑顔、蒼馬に心を許した笑顔、油断した笑顔、など微妙な違いが出るように意識して描きました。

ぜひ、静の表情を楽しんで頂きたいです。

――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

静扮するエッテ様が激辛ヤキソバを食べて悶絶しているシーンがお気に入りです。

清楚キャラで売り出しているVTuberなのに、ページの半分以上を占領して騒ぎまくっていて、「圧」が強くて気に入っています。実際に配信を見ていたら凄くうるさいんだろうなと思って、蒼馬が「地獄の三丁目かな?」と突っ込むのも的確で好きです。

VTuberさんの配信だと、実際に食べている時の動きまで映像で見れることはあまりないですが、ここは漫画的表現ということで全身で辛さを表現してもらいました。

こういう、漫画ならではの表現を描くのが好きです。

――本作には個性的なキャラクターが多く登場しますが、お気に入りのキャラクターはいますか?

林城静が一番のお気に入りです!

ポンコツっぷりが凄まじい上に、おそろしくチョロいので、見てて心配になるというか、
ちゃんと幸せになるまで見届けたい…と思っています。

――今後の展望や目標をお教えください。

コミカライズ連載版は、原作のストーリーのごく一部までしか描けておらず、「描きたいな」と思っているシーンがまだまだ沢山あります!

これからも漫画の描き方を学びつつ、それらのシーンを少しでも魅力的に描けるようになりたいというのが目標です。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

作品を読んで頂きありがとうございます!コメントで「これ面白いよ」と言ってくださってるのを見て、「頑張って描いてよかった」と本当に嬉しかったです。

これからも精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします!