ところが、物語後半でもう一度、鳩サブレーが登場した。海が今暮らしている朱音の家を夏が訪れたときのことだ。
夏が差し出した手土産が鳩サブレーと分かると、先の海とのやり取りを思い出したのか、思わず笑ってしまった朱音。だが、夏は付き合っているときに水季が好きだったと知っていたから選んだのだ。
回想シーンで、講義中に水季が鳩サブレーをひっそり食べ、隣にいた夏は驚いていた。その驚きは、お土産でもらったのではなく、自分で好きだから買ったということからだ。水季とのほほ笑ましい会話は、懐かしく、愛しい思い出のひとつのようだった。
SNSには「まさか鳩サブレーで泣く日がくるとは思いませんでした」「人生で初めて鳩サブレーで泣いた」「鳩サブレーで号泣した」といった感想が上がり、タイトルと「弥生さん」に続いて「鳩サブレ」(正式には鳩サブレー)がトレンド入りした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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