“スーパースターキャラ”で笑いを誘うBTS・JIN、意外な一面もたっぷり…バラエティでみせるユーモアセンス<ランニングマン>

2024/07/12 10:00 配信

バラエティー コラム レビュー

JINの本名「ソクジン」と同じ名前のチ・ソクジンと2ショット(「ランニングマン#627」より)(C)SBS


本来は俳優志望だったJIN


JINは1992年生まれの31歳。本名は先述のようにキム・ソクジン。韓国の京畿道の生まれで、2歳上の兄が居る。「善徳女王」(2009年)という時代劇でのキム・ナムギルの演技を見て「俳優になりたい」と思い、韓国で最難関レベルの建国大学演劇映画科に入学。通学途中にスカウトされて現在に至るのだが、多忙なスケジュールを縫って授業に出て卒業した努力家だ。

努力家なのは、今の彼を見れば一目瞭然だ。スカウトされて事務所に入った時には歌もダンスも習った事がなかったが、今ではグラミー賞の審査員に「シルバーボイス」と称賛される歌声で、BTSにとって無くてはならない存在となっている。並大抵の努力ではなかったはずだ。

彼がスカウトされた理由は、ルックス。幼い頃に大手事務所からもスカウトされた事があったそうで、BTSの生みの親であるパン・シヒョクはJINを最初に見た時、「こんなイケメンが居るのか!と驚いた」と言っている。

「I’m worldwide handsome」


彼のイケメンぶりは世界レベルで、アメリカで「2017 Billboard Music Award」に出席した際、中継を見ていた視聴者たちが「あの左から3番目の男性は誰?」(BTSが並んだ時のJINの立ち位置は左から3番目)と騒ぎ出し、SNSのトレンドに「Third From the Left」が入るほどだった。授賞式後に多くのマスコミからインタビューを受けた際、この話題が出た時には「I’m worldwide handsome」と答えていた為、「ワールドワイドハンサム」が彼の代名詞のようになった。

後日、韓国での記者会見でこの件について聞かれた彼は、「海外でもイケメンを見る目はみんな似てるんだな、と思いました」と言って、会場の記者たちを笑わせていた。もちろんこれも、「ランニングマン」で見せたのと同じユーモアセンスだ。

除隊直後の配信の時も、「除隊式の時に泣いてしまって、普段は顔に自信がある方だけど、今回は無くなってます…」と言って、早速ファンを笑わせ、笑いのウデは落ちていない事を証明した。

Vの出演回も放送 「ランニングマン」より(「ランニングマン#671」より)(C)SBS


「ランニングマン」V出演回も必見


JIN出演回に続けて放送されるV出演回は、2023年9月に1人で初出演した回と12月に俳優のユ・スンホと出演した回(前後編で2回)。VもJIN同様、「ランニングマン」のファン。食事しながらいつも観ているそうで、出たかったとの事。

JINから、同じ“ソクジン仲間”の「チ・ソクジンに、あんまり触るな」と言われたらしく、「2人の間には割り込めない」と距離を取ろうとしている姿も笑いを誘った。

入隊前に収録した、俳優のユ・スンホと出演した回では、2度目という事もあるのかかなりリラックス。彼が挑戦したかった「キャラメルゲーム」が行われる回なので、かなりハイテンション。上から降ってくる大量のキャラメルを必死で拾い集める姿は、普段のカッコいいVとは別人で、大爆笑間違いなし。逆に、心理戦となり駆け引きをする時の彼は、“勝負師の目”で、ゾクゾクするカッコよさ。JIN同様、見た事のない一面がたっぷり楽しめる。

◆文=鳥居美保