林遣都の主演舞台「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」がCS放送「衛星劇場」にてTV初放送

2024/07/10 18:43 配信

芸能一般

「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」林&藤間撮影:宮川舞子

林遣都が主演を務める舞台「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」が、7月28日(日)夜7:30にCS放送「衛星劇場」にてTV初放送される。

林遣都をはじめ、実力派俳優たちが勢ぞろい


舞台「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」は倉持裕と林がタッグを組んだ書下ろし公演。それぞれの思いが交差する、先が予想できない新作心理サスペンスだ。

今回主演を務めるのは、2016年にBunkamuraシアターコクーンで行った倉持演出のM&Oplaysプロデュース「家族の基礎」で初舞台を果たし、話題の作品に次々と出演する林。加えて、藤間爽子柄本時生新名基浩佐藤直子山崎一ら人気と実力を兼ね備えた俳優たちが謎多き物語に挑んだ。

「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」あらすじ


思い返すと、その屋敷は確かに立派な門構えではあったが、迷子になるほど中が広大だったとは、男(林)は思いもしなかった。男は、気まぐれに親切にした若い女(藤間)に招かれそこへ来た。最初、女はこの屋敷の女中かと思っていたら、実は主人の女房だった。

年の離れた亭主(山崎)を持つと、若くともこんなアンバランスなムードを身にまとうようになるのかと、男は勝手に納得する。屋敷の中は薄暗い上、廊下も恐ろしく長く、部屋の数も分からなかった。数日経って、友人(柄本)が連れ戻しに来たが、男は「帰ろうにも出口にたどり着けないんだ」などと困った顔をする。

中庭を挟んだ向かいの広間で、夜ごと催される誰かの宴。その幻想的に揺らめく人影をぼんやり眺める女に、男は次第に惹かれていく。男を躊躇させるのは、留守がちで、まるで自分の妻を斡旋するかのような、主人の謎の振る舞い。引き留めるわけではないが、時折、何やら共謀をほのめかすような女と、その主人との間で、男は次第に正気を失っていく。