『レッド・スワン』制作記者会見が7月2日、韓国・ソウルで行われ、キム・ハヌル、チョン・ジフンをはじめとするメインキャストの5人とパク・ホンギュン監督が登壇した。本作は、財閥ファイングループに嫁いだヒロインと、ある目的を持って彼女のボディガードになった男が、欲にまみれた財閥家の秘密と闇を暴いていくスキャンダラスなサスペンスストーリー。
会見は、キャストたちのフォトセッションからスタート。主演のキム・ハヌルとチョン・ジフンのツーショット撮影では、劇中ボディガードを演じるチョン・ジフンが耳に手をあて、インカムで音を聞きながらキム・ハヌルを守る“ボディガードポーズ”を決めた。キャスト5人の集合ショットでは、「致命的なポーズをお願い」というMCからの無茶ぶりに全員が戸惑いつつ、各々の「致命的ポーズ」で撮影に応じた。
キム・ハヌルが演じるのは、ファイン家に嫁いだ元プロゴルファーのオ・ワンス。慈善事業財団の理事長も務め、“ファイン家のアイコン”と呼ばれている。
キム・ハヌルは、「映画『ボディガード』を楽しんで見ていた世代なので物語に引き込まれました。巨大な権力が渦巻くファイングループの中心で、事件に巻き込まれたり、死の危険にさらされたりしながらも、優雅さやカリスマ性を失わないよう、踏ん張って演技をしました」とコメント。
「親善大使の方々の姿をモニタリングして、手の動きや人前に出る時の立ち姿、どんな場面でどんな服を着ているのかを研究しました。難しかったのは、ゴルフシーンです。ゴルフの経験はありますが、プロではないので練習をしてもなかなかうまく表現ができませんでした。ゴルフの練習が一番多かったと思いますね」と役作りの苦労を語った。
ワンスのボディガード・ドユンを演じるチョン・ジフンは、「若いころからパク監督のファンでした。何度か監督とお仕事をご一緒するチャンスを逃していましたが、今回ついにご一緒することができました。キム・ハヌルさん、ソ・イスク先輩とも、一度お仕事をして見たいと思っていました。僕は、セリフが多くないため、何か“インパクトのある一発“が必要でした。そのため演技の先生や発声の先生と相談しながら、声のトーンを低めに定めたり、発声練習をしたりしました」と説明。
MCから「練習したトーンで何か言ってください」というお願いをされたチョン・ジフンは、深みのある低音ボイスで「乞うご期待、レッドスワン」と囁き、観客をドラマの世界に引き込んだ。撮影現場での様子については、「むくんでしまうと大変なので、撮影の前には30分運動をして、むくみをとってから撮影に臨みました」とニコリ。
さらに「僕はこの作品を典型的なロマンスだと捉えていました。そのため、思いつきで演じるのではなく、ハヌルさんが、僕の話に耳を傾けてくれたおかげで、スムーズに進みありがたかったです」と語り、キム・ハヌルへの感謝を述べた。
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