苦労も多かったという稽古だが、演技への思いも変化があった様子。八木は「自分が思っていたよりすごく深くて、難しいものだなって思って。自分では100%出し切ってやっているつもりでも、意外と第三者の目線で見たら全然できていなかったりもして…。難しいなと思いながらやっているんですけど、やっているうちにその思いが強まっていくなと思います」と語る。
早崎は「私はお芝居は絶対できないと思っていたので、なるべく避けてきたんですけど、みんなと稽古をしていくうちに、私は“怖いな”って思うより“楽しいな”って思えることができました。今回の舞台でお芝居の全てを経験とか学べたわけではないんですけど、私が今回この舞台で得たものはすごく自分のためにもなったし、経験できて良かったなって思います」と得たものがあったという。
安納も「最初は演技っていう言葉を聞いた時はすごく怖かったんですけど、こうやってみんなとお稽古を重ねていくと、ちょっとしたせりふの間とか、その場にいるフォーメーションの違いとかで、どんどん雰囲気というか印象が変わってくるので、毎回違ってすごく面白いなって思えてきて。これからの15公演がどんなふうに変わっていくのかが楽しみです」と、今まで知らなかった演技の魅力に気付いたようだ。
さらに、「今回の舞台の見どころ」を聞かれ、八木は「合唱部とか、私たちにも必要である夏だなっていうふうには思っていて、新しい一歩を踏み出すきっかけになれるような内容になっているんじゃないかなって思っているので、成長していく役柄の私たちを見ていただけたらいいなと思うし、合唱部らしいシーンもあるので、そこが見どころだなと思ってます」と返答。
早崎は「あらすじだと少し暗いお話でもあるんですけど、面白いメンバーの個性が見られる舞台にもなっているので、私たちのありのままがお届けできる舞台なんじゃないかなって思っています」とアピールする。
また、安納は「合唱部に協力するよっていうところで、ダンス部が全員集まってダンスをするシーンがあるので、そこが僕青らしくて、すごく見どころになっているかなって思います」と明かした。
最後に、八木が「初めてのことなので、ういういしさもありつつですが、メンバーの個性を引き出していただいているみたいだなって思っていて、今の私たちにしか出せない雰囲気だったりもあると思うので、そういったところもお見せできたらいいなと思います。15公演あるので、公演ごとに成長していく姿を見に来てくださった皆さんにお見せできるように、23人で舞台期間を走りきりたいなって思っています」と公演に向けてコメント。
早崎は「この場所の空気感だったり、やること全てが初めてだったので、もちろんみんなすごく不安もあったと思うし、きっと少しつまずいた部分もあったと思うんですけど、ここまでみんなで一緒に作り上げることができたので、それをこれから見てくださる皆さんに全部届けることができたらいいなと思っています」と意気込み、安納は「まずは僕青23人でこうして初めての舞台という大きな挑戦をさせていただけることに感謝しながら、僕青らしさを残しつつ、今の私たちにしか出せない演技をできるように頑張ります」とあいさつして、囲み取材の締めくくった。
同公演は、東京・シアター1010で7月21日(日)まで全15公演行われる。
※早崎すずきの崎は正しくは「立つさき」
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