6年間の地下アイドル活動ののち月間1億円を稼ぐキャバ嬢に転身した星野ティナ、慶應義塾大学卒で上場企業の内定を蹴ってオーディションに参加した石川侑依、「Nizi Project」出場経験のある谷屋杏香といった実力者たちがこのステージで敗退。だが、公式サイトでは脱落者も含めた40人を対象にした投票を現在も開催中。惜しくも脱落した参加者にもまだ可能性は残されている。
「Dark Idol」の新しさは、普通なら隠したくなるような事情や過去を前面に出し、本気度をアピールするところにある。“頑張ったけれど、現実に負けた”“志半ばであきらめざるを得なかった”“年齢的に、これが最後の挑戦だと思う”…。人生の心残りを果たしたいという切実さが、リアルな実感となって見る者の心に迫ってくる。
それぞれにさまざまな過去を抱えて集まった参加者たち。ここから誕生するのは、トイレに行かない“偶像”ではなく、泥くさく自分の人生に向き合って何度でもトライする生身の“シン・アイドル”なのだ。
“応援団長”としてスタジオで参加者の生の声をリポートした峰岸みなみがインタビューで「『Dark Idol』はこうやって背景までも武器にするというのが今までにない新しい切り口」と語っていたように、「Dark Idol」で繰り広げられているのは他のアイドル・オーディションでは見られない切実な想いのぶつかり合いだ。
7月18日(木)放送#7からのサードステージでは、現役アイドルが総勢28組出演するイベントに2チームに分かれて出演するという。自らの過去すらアピールポイントに変えて逞しく夢を掴みにいく彼女たちの挑戦をぜひ目撃してほしい。
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