コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、遊ハちさんが描く『少年とはちの夏休み』をピックアップ。
遊ハちさんが2024年6 月22日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、1.2万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、遊ハちさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
主人公の少年は、ある日友人・たっちゃんが飼っているカブトムシが強くて大きかったことから、大きな虫が欲しいと思っていた。そしてとても大きなはちを捕まえ、たっちゃんのカブトムシと勝負させることに。大きなはちを目の前たっちゃんは「俺のカブト片手で倒されちゃうよ」というものの、逆にカブトムシに触れてびっくりするはち。少年はそんな大きくて面白い生き物・はちを夏休みの宿題である自由研究の題材にすることを思いつくのだった。
自由研究として「はちのかんさつ記ろく」を書き始めた少年は、身長・体重やさわったかんじ、お母さんのはちに対する感想、食べる物、蜂蜜は別のはちの巣から取ることなどを次々にまとめていく。
さらに、ミツバチの巣からとった蜂蜜に集まったはちたちを観察すると、だっこするとのびる子やじゃれる子、それぞれに性格があること、おしりの針は痛くないし毒もないことなども知る。その後もはちと仲良く家族のように過ごす少年は、無事夏休みの宿題も終わらせたのだった。
作品を読んだ読者からは、「可愛すぎる」「小学生の夏休みっていいよね」「やさしいマンガに出会えた」など、反響の声が多く寄せられている。
――『少年とはちの夏休み』は、どのようにして生まれた作品ですか?
はちの漫画を描き始めたのが7月くらいだったので、夏休みということではちの生態を自由研究にしたらおもしろいと思ったことがきっかけです。
――今作を描くうえで、特に心がけた点や大切にした点などがあればお教えください。
自由奔放なはちと自由奔放な男の子が、人間とペットというよりも友達同士のような関係である姿を心がけました。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
いちばん最後のシーンで、はちと少年が出かけていくところがお気に入りのシーンです。
残りわずかな夏休みを楽しんで、その後もふたりがこういう楽しい生活を続けていくんだろうなという雰囲気を持たせた終わり方にしました。
――「やさしいマンガに出会えて嬉しい」「かわいさがとてもつまってる」など、「はち」シリーズにはいつも多くの反響が寄せられています。こういった反響をどのように感じておられますか?
嬉しいです。個展などでも直接意見を聞けて嬉しく思います。
――遊ハちさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
少年とはち以外にも、いろんな人とはちを絡めた物語をこれからも描いていきたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつもを見てくださりありがとうございます。今後も描き続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。
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