チャウヌ、超満員のKアリーナ横浜でのアンコール公演レポート「今日のすべての瞬間を頭と目に刻みつけます!」

2024/07/22 20:30 配信

音楽

「CHA EUN-WOO 2024 Just One 10 Minute [Mystery Elevator] Encore in Japan」6月30日公演より※提供写真

韓国のボーイズグループ・ASTROのメンバーで、俳優としても活躍しているチャウヌの単独ファンコンサート「CHA EUN-WOO 2024 Just One 10 Minute [Mystery Elevator] Encore in Japan」が、神奈川・Kアリーナ横浜にて6月29日と30日の2日に渡り開催され、2日目となる30日の公演をレポートする。

ファンコンサートのアンコール公演


この公演は、韓国を皮切りにタイやシンガポール、フィリピンなどを回ったアジアツアーのアンコール公演。日本では、3月に埼玉・ベルーナドームにて2日間開催され、その盛況を受けて、今回の再演が実現した。

タイトルの「Just One 10 Minute」には、「たった10分あれば、ウヌの魅力にハマってしまう」という意味が込められており、[Mystery Elevator]は、ファンが望む場所ならどこへでも行ける装置。これに乗ってファンは異なる空間に移動し、この[Mystery Elevator]の“設計者”であり“案内人”であるチャウヌの様々な魅力に出会う事ができる、というコンセプトなのだ。

「今日の全ての瞬間、みなさんの表情を、ボクの頭と目に刻みます!」


オープニングのVTRの後、ステージの大きなLEDが中央から左右に分かれると、上下ブラックの衣装に身を包んだチャウヌが登場。2月に発売された1stミニアルバム「ENTITY」のタイトル曲「STAY」をロックバージョンで披露し、続けてダンサーと共に、同じく「ENTITY」から「Fu*king great time」を。官能的な雰囲気のラブソングをシャツをめくって6packをチラ見せしながら歌う彼に、客席から何度もため息が漏れる。

オープニングからフルスロットルでパフォーマンスした彼は、歌が終わるとステージに仰向けに転がって、観客の鳴りやまない拍手と声援を聴きながらエナジーチャージ。そして起き上がった後、「こんばんはー、AROHA(ファンの名称)!チャウヌです!」と力強く挨拶。「今日も雰囲気がいいですね」と言いつつも、声援がまだ少し足りない、と客席を煽るウヌ。それに応えて、AROHAたちはありったけの大きな声で叫び、彼は「とてもいいですね」と満足そうな笑顔を見せた。

「今日が日本公演の最後」と残念がるウヌは、「今日の全ての瞬間―皆さんの顔、表情、歓声を、ボクの頭と目に刻んでいきます」と言い、「ボクがみんなをちゃんと見てるから、盛り上がって声を上げて、楽しい時間を過ごしていただきたいです」と、観客に伝えた。

そして、「ちょっと強く見せたくて、唇にピアスをしてみた」と、LEDにピアスをした唇が映されると、会場からは「ワァー!」と大きなリアクションが。彼は「どうですか?強く見えますか?」と尋ねて笑った。

そんな楽しい雰囲気の中、「U&I」へ。花びらが舞う夜景の映像をバックに、甘い歌声で「キミと2人きりで、とりとめのない話を朝までして幸せだった」とソフトに歌い上げるウヌに、会場はウットリ。サビでは「みんなもー!」と彼が呼びかけ、韓国語の歌詞にもかかわらず、観客の大きな歌声が響き、会場は幸せな空気に包まれた。

「CHA EUN-WOO 2024 Just One 10 Minute [Mystery Elevator] Encore in Japan」6月30日公演より※提供写真


ウヌと共にお祭りを体験!?


ここで最初のコーナー「ウヌ祭り 2024F」に。再び登場したウヌはスパンコールのブルゾン姿で、さっきまでのシックなイメージから一転。[Mystery Elevator]で到着した2024階は、“ウヌ祭り”の会場。何故この階に来たのか尋ねられた彼は、「日本では7月から各地でお祭りが始まると聞きました。ボクはお祭りに行った事が無いので、皆さんと一緒に行けたら…と思いました」と、語ってくれた。

3年ぶりに「オットッケソング」を披露


最初に出てきたのは、“千本つり(千本引き)”の屋台。たくさんの紐から1本を選んで引き、その先に景品が結ばれていれば“当たり”なのだが、紐が複雑に絡み合ってる為、どれが景品に繋がっているのかは一見しただけではわからない仕組みになっている。今回は、紐の先にファンからの願いが結ばれていて、彼が引いた願いを叶えてくれる、という趣向だ。

最初に引いた願いに、「『オットッケソング』を歌ってほしい」と書かれているのを見た途端、ウヌは赤面。これは、韓国で数年前から流行っている「キミがカワイすぎて、どうしよう…」といった内容の、K-POPファンにはおなじみの歌で、歌い方も振付もとにかくカワイさ全開でやるのがポイント。彼は「ファンのみんなが望むなら」と、3年ぶりに決死の覚悟でやりきり、会場は「カワイイーッ!!」と大歓喜。だが、彼は恥ずかしさで後ろを向いてしまい、なかなか前を向く事が出来なかった。そんな姿が、さらにファンの“キュン度”を駆り立てた。

他の願いに応じて、「おやすみー。いい夢見てね」と甘く囁いたり、野球部出身の彼がホームランを打ったと仮定して、観客が前から後ろ、そして2階、3階とウェーブを繋いで、「ホームランセレモニー」をしたり…。

ASTROの楽曲でランダムダンスにも挑戦


そして、最後に引いたお願いは、「ASTROの曲でランダムダンスをしてほしい」。会場から大きな歓声が上がった。彼は「全部忘れちゃってるかも…」と呟き、もしできなかったのがメンバーに伝わると、グループのトークルームで「全然覚えてないじゃん!」などと責められる…と及び腰だったが、「でも、挑戦します!」と日本語で宣言。会場から大きな拍手が湧き起こった。

「Baby」と「Blue Flame」のサビの部分が流れ、どちらも何とか思い出そうとするがほぼ棒立ちのウヌ…。会場からは「ファイティーン!」と声がかかる。そして徐々に記憶が蘇ってきたようで「もう1回『Baby』から!」と再挑戦。すると、今度はほぼ成功。気を良くしてノッてきた彼は、「次!次!」と曲をせがんで「Blue Flame」にも再トライ。だがこちらは「コレ、ホントに思い出せない…」とお手上げ状態だった…。

しかし、充分楽しんだようで「みなさんと実際にお祭りに行った気分になれました」と、笑顔で“2024階”を後にした。

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