田中幸雄が明かす、大谷翔平とダルビッシュ有の陰と陽 「神様を超えた男」と「苦境を乗り越えた男」のエピソードが感動的

2024/07/16 12:00 配信

バラエティー レビュー

田中幸雄が明かす、大谷翔平とダルビッシュ有の陰と陽※提供画像

7月9日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週火曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)。今回のゲストは甘いマスクから“トレンディーエース”という異名を持ち、北海道日本ハムファイターズ入団1年目から15勝を成し遂げた西崎幸広、そして日本ハム一筋22年で7度のシーズン全試合出場を果たした“ミスターファイターズ”田中幸雄だ。日ハム時代に日本のプロ野球を盛り上げた2人による、普段は聞けない秘蔵トークが飛び出した。

“モテ男NO.1”本人が語るモテエピソード


オープニングトークを経て最初のコーナー“球界アレコレ話”が始まる。このコーナーではゲストの現役時代やプライベート、野球界全体についてアレコレ深掘りしていく。今回は西崎と田中が選ぶ“日本ハムの〇〇NO.1”。まず最初に上がったテーマは、“モテ男NO.1”について。

今回のゲストである西崎は、野球界でも有名なモテ男。そこで日ハムの後輩でもあるMC・岩本勉は「西崎さんを前に“モテ男誰ですかと…」「本人がそれ、自分で自分って言えますか?って話ですよ」と漏らす。そしてそのうえで、「でも今日の西崎さんは、腹割ってモノを言っていただけると約束しましたんで、自らで自らを名指しすることもありえる」「こんだけ振ったんですから」と先輩・西崎に盛大な前振りをしてみせた。

しかし「せーの!」と一斉に回答を促すMC・上田まりえのあとに続いて聞こえてきたのは、田中の「西崎さん」という声だけ…。西崎本人は、口を開けてニヤけながら沈黙を貫いた。それでもMC2人は逃がさず、西崎の口を見て「いまのリップシンク見ました?」「あっ…『お・れ』?」とイジリ倒す。

とはいえ西崎のモテ男っぷりは別に冗談でもなんでもなく、田中が印象的なエピソードを語り出した。当時の日ハムは芝草宇宙と島田直也の“SSコンビ”と西崎を求めて、練習場である多摩川グラウンドに多くの女性ファンの姿が。練習が終わった“SSコンビ”が帰ると50~60人ほどがくっついてハケていくのだが、西崎が帰ろうとするときには球場外の女性ファンがほとんど残らず帰っていくという現象が起きていたそうだ。

さらにバレンタインデーにはファンからのチョコがたくさん入った箱が部屋に入りきらず、廊下に並べるほどだったというエピソードも。西崎によるとチョコレートに同封されていた手紙には全て目を通し、返信できるものにはサインを書いて返信をするなどファンサービスを怠らなかったという。

上田が「ますますモテちゃうじゃないですか」「もっと好きになっちゃう」と驚く通り、外見だけでなく中身の紳士っぷりも明らかになった。モテる男には、モテる理由があるようだ。

大谷翔平は「神様を超えた男」


数々の「日ハムNo.1」を決めたあと、上田が気になったのはやはり日ハム出身の大谷翔平ダルビッシュ有の2人。「なにか『日本ハムNo.1』を称号をつけるとしたら、何が良いですかね?」と尋ねた上田に、西崎は大谷について「いやでも、『神様を超えた男』ですからね…」と朗らかに返す。

一回り以上離れた西崎にきちんとあいさつをし、「教えることはなにもない」と話す田中に「ゴルフ教えてください」と冗談を飛ばしたという大谷。「俺はバッティングコーチだぞ!」と返したそうだが、当時を振り返るその表情はとても楽しげだった。

一方ダルビッシュについては、1年目の沖縄キャンプで起こした問題に関する“ぶっちゃけ”が飛び出す。なんとダルビッシュが週刊誌に撮られたパチスロのお店に、田中もいたというのだ。上田が驚く一方で、岩本も西崎も当然落ち着いた表情。チーム内では周知の事実だったらしい。

実は田中、チームメイトにはよく知られた“スロット好き”。本人からもスロットについて、「やりすぎて親指がこんなに大きくなった」「瞬発力が増す」「リストに良いんですよ」といった冗談が次々出てくる。

そうしたダルビッシュとの意外な共通点も思い起こしつつ、話は彼の第一印象へ。田中は当時、ダルビッシュを「練習しない子」と見て心配していたそうだ。だが時が過ぎ、2年目・3年目になると見違えるほどの活躍を見せたダルビッシュ。「なにがあったんだろうと思ったら、やっぱり体の問題だったのかもしれない」と、ダルビッシュが抱えていた膝の痛みなどの問題を解決した際のようすを振り返る。

その後はWBCなどで後輩を気遣ったり、野球人として立派な姿を見せたダルビッシュ。田中はそのときの感動を、「素晴らしいことだな」と短く語った。