コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、虫を追いかける猫を描いた『虫。』をピックアップ。作者である漫画家のうぐいす歌子さんが、2024年7月3日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、2.7万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事ではうぐいす歌子さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
「プンプーーン」「ププププーーーーーン」と部屋のなかを虫が飛び回っている。そのようすをジッと見つめているのは、クロネコさま。「うおおおおおおおお」と全力で格闘するが、なかなか虫を捕まえることができない。
そんなとき、クロネコさまの飼い主が「クロネコさまぁ、ごはんですよぉ」とやってきた。そこで飼い主は「あ!虫っ!!」「あっち行ってぇぇ!!!」と言って、窓を開ける。「バイバイブーン」と窓から逃げる虫を、「よかったぁ。さよならぁ」とホッとしている飼い主だったが…。
物語を最後まで読んだ人たちからは、「虫は無視できないですもんねぇ」「クロネコさまモフモフでかわいい」「おもちゃじゃなくて“そっち”なんだ…」「かわいすぎる」「うちの子と同じだ!」などの声が寄せられている。
――『虫。』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
気温が高くなり、虫が増えてきた際に、愛猫のクロネコの、虫を追いかけるさまを見たことがきっかけです。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
クロネコが動くようすを描くのが大変でした。普段描かないポーズなので、肩から手のラインなどを探るのに苦労しました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
最後のにらんでいるようすが好きです。現実世界でも、ネコににらまれるのは好きです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。
一緒に暮らしているネコさんたちの行動を参考にしています。
――本作ではクロネコ様の毛並みが細かく描かれており、絵を見ただけでモフモフ具合が伝わってくるように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。
作画は、毛の流れは特に気にしております。自分は大学で日本画専攻で、そのせいもあってついつい描き込みすぎてしまうのですが、これは漫画なので描きすぎないように、描きすぎないようにとは意識しております。
――今後の展望や目標をお教えください。
SNSはしんどい内容もたくさん流れてくるので、人間の精神衛生を少しでも良くするために、これからもSNS内にネコさんを垂れ流し続けたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
すぐ体調を崩すので、健康第一に頑張ります。いつも応援してくださってありがとうございます。
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