パリ五輪の競技にもなっている3人制競技バスケ「3x3」の競技とカルチャーを伝える番組「トラベリング3x3」(毎週金曜夜10:30-11:00、BS松竹東急[全国無料放送・BS260ch])。7月19日(金)に放送される第9回では、風雲児と呼ばれるBリーグチームの代表を深掘りする。そこで本記事では、第9回の内容や見どころを紹介していく。
動画クリエイター・水溜りボンドのカンタがMCを担当する本番組。第9回では、3x3を立ち上げて、わずか4年でBリーグ参入まで果たした、日本バスケットボール界の風雲児で、TRYHOOP OKAYAMA.EXE(トライフープ岡山)代表の中島聡氏をゲストに迎える。今回は、中島氏のチームがいかにして大きくなったのかを、中島氏に直接話を聞きながら深掘りしていく。
実は中島氏の本業は薬剤師。大学は薬学部に進学したものの、同時にバスケットも好きで、体育会系の部活動を続けていたそうだ。そろそろ将来を…という時に、ネットでプロのトライアウトを見つけ、バスケを続けたかった中島氏は大学院を休学して応募。そしてプロチーム「大阪エヴェッサ」に見事合格し、練習生としてバスケ人生を歩み出したのだった。
しかし現実は厳しく、“他の選手に追い付けない”と悟った中島氏は1年ほどで退団することに。その後中島氏は「ここで学んだことを伝えることはできないか…」と岡山に戻り、薬剤師をしながら子供たちにバスケットを教える生活をスタートさせた。
バスケを教える中、中島氏に思わぬ転機が訪れる。それは、岡山の子供たちにかけられた“ある言葉”だった。「なんで岡山にはプロのチームがないのか?」という質問を受けたり、「プロになるにはどうすれば良いか」と、子供たちの“プロ”に対する想いを感じ取った中島氏。だったらいっそ…と、薬剤師の仲間3人と株式会社「TRYHOOP」を設立。空き倉庫を買い取りコートを作り、自ら借金2,000万円を抱えることになった。
もちろん支援者もスポンサーもなし。最初は1日に1,2人しか生徒が来ず…という生活が続いた。誰もが“プロチームは無理”と諦めていたが、中島氏は“お金なら僕が集める”と、薬剤師を続けながらバスケのためにすべてを費やしていく。
中でも苦労したのが選手やスポンサー集めだそう。選手を集めるために中島さんが取った行動は、自らが試合に参加し、選手としてプレーしながら精力的に選手を集めること。そのおかげもあって選手は無事に集まったが、営業をしても門前払いをされるなど、スポンサー集めにはより苦労したらしい。しかし、活動を諦めない中島氏の日々の熱意がある人物の共感を生み、そこから“思わぬ展開”を迎えることに――。
その後は、TRYHOOP OKAYAMAがいかにしてBリーグに参画することになったのか、経緯が詳細に語られている。
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