真司はスーパーでウインナーを焼き、歌いながら笑顔を振りまいて販売しており、3パック購入すると真司のCDがもらえるというキャンペーンまで行っている。
由里香は真司に接客に関するアドバイスを送ったりしていて、「伸び代しかないわよね」とご満悦。サングラスをかけて2人の様子をうかがっていたリコだったが、「リコさん!」と声をかけられ、驚いた表情を見せた。
「お会いしたことありましたっけ?」と尋ねると、真司に「由里香さんからご家族の写真を見せてもらったことがあって」と言われてモヤるリコ。由里香が「今日は三姉妹、真司くんの話題で持ちきりなのよ」と得意げに話し、リコのモヤモヤは募るばかり。
推しにハマっている母にリコは、姉がいる間は真司のグッズを片付けてほしいとお願いするが、「あなたたちは家を出たじゃない」と言われ、思わずリコは「さみしいこと言うのね」と口にしてしまう。それを聞いた由里香は「お母さんだってさみしかったんだよ」と切ない表情を見せて、自転車で先に帰ってしまった。
三姉妹で相談して浮かんだアイデアが“推し変”。ということで、リコは「お母さんに私の好きなことを教えたくて」と、矢島模型店に連れていった。
プラモデルに興味がなさげな由里香だが、リコに勧められ、「アイドルマスター シャイニーカラー」の“櫻木真乃”を組み立てることに。作り始めると「こういう細かい作業、好きなんです。無になれるし」と、楽しそうな表情を見せる由里香。リコと一緒に作れていることに喜びを感じている様子。
「アイドルマスター シャイニーカラー櫻木真乃、ギブバース!」と完成したところで、矢島が「カスタマイズ」を提案。リコも「真乃ちゃんのお母さんだけのカスタムをしよう!」とその提案に乗り、細かな作業が得意な由里香はミニチュアの応援グッズのうちわなどを制作。
カスタムしながら、由里香は2人目の娘(リコ)が家を出ていった時にさみしくなって、そのさみしさを真司が埋めてくれたと明かし、「私の本来の推しは、娘たちなんです」と本音を伝えた。母の気持ちを知ったリコは安心し、「お母さんの推し活を推す」とニッコリとほほ笑み返した。プラモデル作りをしながら、どうやら親子関係もさらにしっかりと組み立てられたようだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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