コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ためこうさんが描く『俺に妹ができて、いろんな意味で流れ変わった話』(『俺の妹に勝てる気がしねえ』より)
をピックアップ。
ためこうさんが2024年7月4日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3,040件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ためこうさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
二十三歳のニートである主人公・瀧(たき)は、親の再婚により二十歳の妹ができることに。親の再婚で妹ができたからといって、瀧が頑張れない人間であることは変わらないはずだった。
同居することとなった義理の妹・詩(うた)は瀧好みの美しい女性だった。テンションが上がり明るくふるまう瀧は、引っ越し手伝いをしようとするが荷物が重くて持ち上がらない。そんな重い荷物を詩は軽々と運ぶ。箱の中にダンベルが入っているのが見えたり、プロテインを飲んだりと、少しずつ瀧が想像する女の子像から離れていることに気が付く瀧。そして部屋着からトレーニングウェアに着替えてきた詩に「怖い！強そう！」という印象を抱くのだった。
詩は筋トレが趣味であることを告白。そしてニートである瀧に、自分と一緒に筋トレをして身体を鍛えてみないか、と提案する。かくして美しい義理の妹・詩とのスパルタな筋トレ生活が始まるのだった。
作品を読んだ読者からは、「筋トレへのモチベが爆上がりする」「体力つけてボディメイクしたい」など、筋トレへの意欲が湧いたとの声が多く寄せられている。
――『オレの妹に勝てる気がしねえ』は、どのようにして生まれた作品ですか？きっかけや理由などをお教えください。
元々、私が健康目的で始めた筋トレにハマっていて筋肉の大切さを担当編集さんに説き一緒に筋トレに励んでいました。
連載が終わり次回作をどうしようかの打合せの時に「仕事で筋トレ漫画を描けばもっと筋トレを頑張れるのでは…？」という流れになり、この話を描くことになりました。
いつも新作を描く時は今まで描いた事が無いような物をと心がけていて、筋トレ漫画はまさにそれだと思いました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
筋トレの情報を正しく分かりやすくお伝えするのが最重要だと思って描きましたが気軽に読んでいただけるよう楽しさや面白さもたくさん盛り込むようにしました。
あと女の子が薄着のシーンが多いのですが絶対に『健康的』に描くというのを徹底しました。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
詩ちゃんが車を持ち上げるシーンです。何となく語呂がいいので車種を特定してしまった為、作画用にわざわざ同車種の小さな模型のおもちゃを買いました。
シーンというかキャラクター自体を気に入っているので、作中にちょくちょく入る小ネタやリアクションを描くのが楽しかったです。
――作品を読んだ方の中には「筋トレへのモチベが爆上がりする」「筋トレ始めました」など、作品から影響を受けて行動に移されている方もいるようです。こういった反響をどう感じていらっしゃいますか？
とても嬉しくて私自身も筋トレをするモチベが上がります！
一緒に頑張ってくれる人が増えた感覚です。
みんなトレーニングやってるなら私も辛いけど今日もジム行くか…とゆっくり腰を上げています。
――ためこうさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
漫画執筆10年目くらいですが、まだまだ描きたい事がたくさんあって時間が足りないので上手く調整しつつコンスタントに作品を発表できたらと思います。
その為には健康が大事という事で、仕事と並行して引き続き筋トレも頑張ります。
引きこもってるけどムキムキですねと言われたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
『俺の妹に勝てる気がしねえ』を読んでくださりありがとうございます！
自分の好きが高じて描いたような漫画ですが、これをきっかけに一人でも筋トレに目覚めていただけたら描いた甲斐があります。
瀧くんと詩ちゃんの続きを描きたいと思っているので見かけた際にはまた読んでいただけると嬉しいです。
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