コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、くらげバンチにて連載中のナツイチさんが描く『三咲くんは攻略キャラじゃない』より『ギャルゲーの世界で親友キャラが頑張る話』をピックアップ。
ナツイチさんが2024年7月9日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2.4万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ナツイチさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
主人公は、”ギャルゲー”の世界での主人公・季原 晴太(きはら はれた)の親友キャラである三咲 泉(みさき いずみ)。晴太をサポートし、ゲーム攻略の手助けをすることが自分の役目であることを認識している。
しかし、ゲーム開始から二年目の春になっても晴太のヒロイン攻略は全く進展していなかった。そんな彼を勇気づける泉。すると、晴太がどう頑張っても泉を攻略できないと主張する。泉は親友キャラであり、攻略対象でないこと、さらに男であることを言っても「可愛いし関係ねぇだろ！」と言い張る晴太。
泉はそれぞれのヒロインの魅力を説明したり、バッドエンドを想定し必死に攻略をサポートしようとするも、「俺が攻略したいのは三咲なんだ」と言われ、切ない気持ちになってしまうのだった。
作品を読んだ読者からは、「切なくてすごく良かった」「ただ笑えるとか可愛いとか男の娘系だけで終わらない感じが好き」など、反響の声が多く寄せられている。
――『三咲くんは攻略キャラじゃない』は、どのようにして生まれた作品ですか？きっかけや理由などをお教えください。
過去趣味で描いていた『攻略キャラじゃない親友くん』というシリーズが元になっています。
そのシリーズ自体は「毎日一枚男の娘や女装を題材にしたイラストを描く」という日課からたまたま生まれたものです。
くらげバンチの編集の方に声をかけて頂き、世界観、ストーリー、キャラクターを練り直し別物として新しく生まれ変わりました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
「男の娘」と「ギャルゲーの世界」という、この2つの要素を最大限生かせるよう意識していました。
また、これらのジャンルが元々好きな方だけではなく、「詳しくない」「あまり興味がない」という方でも面白いと感じて頂けるような漫画を目指しています。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
１話内だと「俺が攻略したいのは三咲なんだ」のシーンです。
季原は元々ギャルゲー主人公あるあるなデザインでいわゆるメカクレキャラだったのですが、フィードバックを受けてここぞという時だけ表情がきちんと分かるキャラになりました。
そのおかげで印象的なシーンになったと思っているので気に入っています。
――ナツイチさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
今回の漫画に関しては初連載ということもあり、『物語の終わりまでちゃんと描き切る』を目標にしています。
その過程で一人でも多く男の娘好きな方を増やしていきたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
『三咲くんは攻略キャラじゃない』を読んで下さりありがとうございます。
これからも可愛い男の娘漫画を描くために頑張っていきます。
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