無自覚なクソ男・木村慧人“京介”が起こす泥沼三角関係 歪な“愛”が詰まった1〜6話を振り返り<さっちゃん、僕は。>

2024/07/23 11:29 配信

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第3話 出会ってしまった“地元の彼女と隣室の浮気相手”


「さっちゃん、僕は。」第3話より(C)「さっちゃん、僕は。」製作委員会

大学のクラスメートとの飲み会に参加していた京介は、同級生の美鈴(樋口)を口説く朝日を目撃し、止めに入る。京介の浮気を知る朝日は美鈴の前でいい格好をされたことに怒り、一触即発の空気に。しかし、酔いがまわった京介はその場で潰れてしまい、美鈴や朝日に自宅まで送り届けられる。過去、京介に思いを寄せていた美鈴は早智からの手紙を見つけ、逃げるように京介の部屋をあとにする。

“地元の彼女”である早智は届かない返事に不安を滲ませながらも、京介に手紙を出し続けていた。だが待っているだけではダメだと、早智は京介に内緒で東京に行くことを決め、友人の彩花(葵)から渡された様々な種類のコンドームと決意を胸に上京する。一方、京介は紫乃との関係が常態化し、早智への返事が書けずにいた。

京介が大学から帰ると、部屋の前には紫乃と早智の姿があった。地元の彼女“さっちゃん”と、不倫相手である紫乃が一緒にいるという突然の出来事に驚きを見せるも、京介は何事もなかったかのように早智を迎え入れるのだった。

その晩、早智は「一緒にベッドで寝たい」と勇気をふりしぼって京介に告げるが「無理しなくていいよ。俺は床で寝るから」と断られる。過去に肉体関係を迫られた際、早智が拒否したことが未だに二人の関係を精神的なものにとどめていた。

しかし、京介が風呂に入っている最中、早智は壁からノック音が聞こえたような気がして耳を近づけた際、ベッドの下に落ちているコンドームを見つけてしまう。大学進学と同時に離れ離れになり、必要のないはずのコンドームが落ちている事実に、早智は他の女性の影を感じ取り、涙をにじませながら下着を脱ぎ捨て、京介に迫る。

浮気に気づかれ、純粋な早智を傷つけたであろう緊急事態にも京介は動じず「友達がふざけて置いていったやつだよ」と言って言い逃れる。そして早智を抱きしめ、ベッドに押し倒す。しかし早智に覆い被さった瞬間、紫乃に同じ対位をとったことがフラッシュバックし「今日はやめよう…焦ることはないよ」と思いやるふりをして行為を中断するのだった。

東京滞在中にデートを重ねる二人。久しぶりの再会に、愛情を育んでいるかと思われたが、それもほんのひと時のことだった。再び壁からのノック音を耳にした京介は、眠る早智を置いて隣室の紫乃の元を訪れ、体を重ねてしまう。

「さっちゃん、僕は。」第3話より(C)「さっちゃん、僕は。」製作委員会


第4話 綻び始める背徳の恋

隣室から、荒い息遣いとベッドがきしむ音がかすかに聞こえる部屋で眠る早智。そして、そんな背徳的な紫乃との逢瀬を何者かに盗撮されている様子が描写される。

早智が上京している間も裏切りを続けた京介は、地元に帰る彼女を複雑な気持ちで見送る。そして、大学の課題でペアを組むことになった美鈴に首元のキスマークを目撃される。

地元に戻った早智は、京介とセックスをしなかったことを友達に話すが、他で発散しているのではと不穏なことを言われてしまう。京介を信じている早智は、それを頑なに「京君を信じてるから」と否定するのだった。

そんな中、京介は風邪を引いてしまい学校を欠席する。心配した美鈴は、アパートまでお見舞いにいくが看病しにきていた紫乃と鉢合わせてしまう。駆け出した美鈴を追いかけた京介は、土砂降りの中、美鈴に「ちゃんとして」と懇願され同意した直後、階段から足を滑らせ転落する。

京介は“さっちゃん”との関係をちゃんとするため、別れることを決意していた。

「さっちゃん、僕は。」第4話より(C)「さっちゃん、僕は。」製作委員会