“どの時代も大変”と語っていた五十嵐亮太、ピッチクロックの存在に「今の投手のほうが大変、苦しくなっている」<MLB's ON FLEEK>

2024/07/24 12:00 配信

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#14が放送された「MLB's ON FLEEK」(C)AbemaTV,Inc.

2024年シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめた情報番組「MLB's ON FLEEK」#14がABEMAにて7月19日に放送され、約15年前にMLBでプレーしていた五十嵐亮太が「MLBの今と当時の違い」について解説した。

「MLBの今と当時の違い」


番組MCのさや香のふたりは「今のMLBのほうが、自分のストレートは通用すると思う?」と出だしから直球質問すると、五十嵐は「どの時代でも通用する球は、打者の反応を見て得られるもの。だから、当時、通用していなかったものは、今もしていないと思う」と正直に回答した。

続けて、五十嵐は「今の時代は、自分の球種を細かく分析してくれて、より良い回転軸やスピンのかけ方などのヒントになる機械がある。僕が現役の時はそんなものはなかったから、チームメイトや監督、コーチに投げ方を聞いていた。ほかの人の感覚を自分のなかでかみくだいて試すけど、答えをみちびき出せずに終わることもあった」とふり返ると、さや香石井は「アナログな感じや……」と今と昔の違いにあ然としていた。

次に、「自分がいた頃よりも今の投手のほうが大変だと思う?」と問いかけると、五十嵐は「どの時代もみんな大変です!」と即答し、現代野球のむずかしさについて、五十嵐は「分析機器によって投げたいボールが再現しやすくなったけど、一方で、打者目線でも対戦相手のボールを再現できる。試合前にボールの軌道を理解して、打席に立てるようになった」と解説した。

進行を務める西澤由夏ABEMAアナウンサーが「現代はルールも増えてますよね」と話すと、五十嵐は「そうだ、ピッチクロックがある! 今の投手のほうが大変です(笑)」と言いかえた。石井は「そんなにヤバいんですか?」と驚きの声をあげると、五十嵐は「めっちゃイヤ! しかも、ベースが約8センチも大きくなって、塁間の距離が縮まっているし、けん制の回数が制限されるようになった。投手は苦しくなっていますわ……」とお手あげ状態だと語った。

さらに五十嵐は、「今は大変になったぶん、僕がいた時代よりもお金はかせげている(笑)」とぶっちゃけると、さや香新山の「ピッチクロックがあって給料が高いのと、ピッチクロックがなくて少ないのでは、どっちがいい?」と究極の質問に、五十嵐は「ピッチクロックがあると、負担が大きいから、選手寿命は短くなると思う。僕は現役生活が長いほうが楽しめると思うから、昔のほうがいいのかも」となやみながらも回答する。新山は「ピッチクロックで試合時間が短くなるから、『働く時間が短くて、いっぱいかせげる』とも言える」と話すと、五十嵐は「これはお酒を飲みながら、ずっと語れる話題だ(笑)」と頭を抱えた。

【写真】「MLB's ON FLEEK」のMCを務めるさや香(C)AbemaTV,Inc.