「原宿の竹下通りを3往復したことも…」念願の役者になって10周年の前田隆太朗が語る俳優業の魅力やファンへの思い

2024/07/26 19:00 配信

2.5次元 インタビュー

エネルギーを与え続ける俳優になりたい


前田隆太朗撮影=八木英里奈

――8月から、ミュージカル『刀剣乱舞』和泉守兼定 堀川国広 山姥切国広 参騎出陣 〜八百八町膝栗毛〜が上演されます。

時代劇に出演するのは、この作品がほぼ初めてなんです。稽古が始まっているんですけど、時代を舞台上で表現するためにみんなで努力する作業はすごく面白いです。

同じ事務所の木下政治さんをはじめ、時代劇を経験している先輩方に着物の着方から教えてもらったりして、時代劇の現場をいちから学ぶことを楽しみながら作品を作っています。

前田隆太朗撮影=八木英里奈

――時代劇で特に難しいなと感じる部分はありますか?

やっぱり、その時代を生きた人を表現することですね。大変だからこそ、みんなでつくっていく過程がすごくいいなとも思いますし、難しさも痛感します。

本当に細かいところから全部つくるんです。自分の役柄はこんな立ち姿かな、猫背じゃないかな…とか、一個一個作る作業に苦心しています。

――最後に、俳優として目指す姿など今後の展望を聞かせてください。

いろんな作品にどんどん挑戦していきたいですし、観に来てくれる方が楽しいなとか、日々の疲れが取れるなとか、そう思っていただける舞台に出演し続けたいです。

観ている人が笑ったり泣いたりできて、観客席に感情が生で伝わるのが舞台のよさだと思っているので、舞台から伝わるエネルギーを皆さんに還元したい。

昔の自分は若くて力強いエネルギーだけでしたが、年齢を重ねるにつれてまた違ったエネルギーになるかもしれないですよね。とにかくいろんなエネルギーを、観てくださる方にずっと与え続けられる俳優になりたいです。

前田隆太朗撮影=八木英里奈

◆取材・文=イワイユウ
撮影=八木英里奈
スタイリスト=水島潤
ヘア&メーク=藤澤和紀

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