ハーレイ・クインやデッドショットといったDCコミックスを代表するヴィラン(悪役)たちで構成される特殊部隊スーサイド・スクワッドが、剣と魔法の異世界で大暴れする「異世界スーサイド・スクワッド」(毎週金曜深夜0:30-1:00ほか、TOKYO MXほか/ABEMA・Prime Video・FOD・Huluほかで配信)。ワーナー ブラザース ジャパンが仕掛ける日本発の完全新作オリジナルアニメで、DCコミックスのキャラと異世界ファンタジーの魅力が味わえる異文化交流なミクスチャー作品。第3話は、異世界で女王と謁見したスーサイド・スクワッドが、帝国との戦争に加入する様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
王国の大監獄を占拠したハーレイ・クイン(CV:永瀬アンナ)らスーサイド・スクワッド(スースク)。そこへ王国の姫・フィオネ(CV:上田麗奈)からの要請を受けた騎士団長のセシル(CV:福島潤)が到着するも、言葉の通じないスースクとは意思疎通ができず、一同は一触即発の事態に。しかし、すんでのところでリック・フラッグ(CV:八代拓)が登場し、監獄仕込みの現地語を駆使してセシルと交渉する。やや誤解は生じたものの、なんとか王城へと招かれる運びとなるのだった。
序盤はセシルとリックの会話シーンが見どころ。リック自身は丁寧な現地語を話しているつもりなのだが、いかんせん囚人たちの会話から学んだということもあり、その言葉は「その汚いツラを貸せ」や「おめえの臭えオツム」などガラが悪く、無意識にセシルを煽りまくっているのが面白い。セシルは、言葉が通じないはずのハゲいじりにも敏感に反応するなど、煽り耐性の低さを見せていただけに、このリックの煽りにもキレるのではと思われたが、土壇場でフィオネの言葉を思い出して剣を収めるなど、思いのほか大人な対応を見せてくれた。さすがは「救国の英雄」と言ったところだろう。このすれ違いコントのようなやり取りには、SNSでも「めっちゃ煽るやんwww」「これは流石にキレてもいいぞww」などの声があがっていた。
王城へとやってきたスースクは、そこで女王と謁見。最近になって敵国である帝国の力が増している原因は、リックとともに異世界へとやってきたヴィランらが帝国側に付いたからだということが判明すると、ピースメイカー(CV:子安武人)が「我々にはその不始末を正す覚悟がある」と宣言。こうしてハーレイらスースクは、王国側の戦力として帝国に付いたヴィランと戦うこととなるのだった。
こうして暫定的に王国に協力することとなったスースクだが、押収されていた武器や服装を回収し、正装がお披露目されるシーンは注目。せりふは少なく、時間にすると約1分弱という短い尺ではあるが、作画のテイストがこれまでとはガラリと変わり、イカしたBGMとともにとことんスタイリッシュなビジュアルメークが施されている。第3話にしてようやく本来の姿を取り戻したスースクだけに、このシーンのキメっぷりは圧巻。これにはSNSでも「正装キターーーー!!」「作画いい味出してるなぁ」など、絶賛の声が寄せられていた。
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