目黒蓮“夏”と有村架純“弥生”の仲を取り持った泉谷星奈“海”のかわいらしさと頼もしさ<海のはじまり>

2024/07/24 17:06 配信

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「海のはじまり」第4話より(C)フジテレビ

海が核心を突く素直な意見を弥生に言う


弥生が夏からのメールを読んでいると、着信があった。スマホに登録していない連絡先からの着信を不思議に思いながら「はい」と出る弥生だったが、聞こえてきたのは海の声だった。

「弥生ちゃんに会いたがっていたよ。寂しそうだった」と夏の状態を伝え、「けんかしたの?」と問う海。弥生は「私が悪口言っちゃったの。それで傷ついてるんじゃないかな。会えなくて寂しいとかじゃないと思うよ」と正直に言う。

すると海は「夏くん、好き?」と聞き、「うん、好きだよ」という弥生の返事があると、「海も!じゃあ、また3人で遊ぼ」と誘った。

だが、弥生から思いがけず「どうかな」と返されると、「ママじゃないからダメなの?弥生ちゃん、海のママじゃないから夏君と一緒にいられないの?」と口にした。海がそう思った背景には、水季が亡くなってから会う回数が減ってしまった津野から「海ちゃんのパパじゃないからかな」と言われたことがあったと思われる。大人びた発言をすることがあっても、まだ大人の複雑な事情を理解できないところがあったり、子どもならではの素朴な疑問だったりもある。

「誰も悪くないのに、みんな好きなのに、夏くんと一緒にいちゃダメなの?」。海の言葉は弥生の心をときほぐし、翌日、夏と海がいる公園へ向かった。

夏に「一緒に迷えるのは助かる。寂しくない」と話せた弥生。2人の仲を取り持ち、弥生に素直な気持ちを吐き出させることができた海は、かわいらしいだけでなく頼もしい。SNSには「海ちゃん人生何周目?」「海ちゃんくらいの子どもって、たまにびっくりするくらい大人な発言する」「真っ直ぐな海ちゃんにハッとさせられる」「大人が素直になれないところにぶつかっていく海ちゃんが良かったなぁ」「海ちゃんがごろんごろんしながら、電話したらと言ってたところはめちゃくちゃかわいかった」といった声が上がった。

心を寄せ合いながら3人がこれからどう進んでいくのか、注目していきたい。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「海のはじまり」第4話より(C)フジテレビ