映画界における“最恐のホラーアイコン”として、高い知名度と人気を誇る「チャイルド・プレイ」のチャッキー。フランチャイズ生みの親であるドン・マンシーニ監督によってテレビシリーズ化され、現在動画配信サービス・Huluではシーズン1&2を配信中。そして8月10日(土)からはシーズン3の独占配信も決定。そこで今回は最新シーズンの配信に伴い、カトリックの寄宿学校を舞台にチャッキーが大暴れするシーズン2(全8話)のあらすじや見どころに迫っていく。
シーズン2では、シーズン1に引き続きジェイク(ザカリー・アーサー)、デヴォン(ビョルグヴィン・アルナルソン)、レクシー(アリヴィア・アリン・リンド)の3人組がメインキャラクターとして登場。
物語は、ハロウィンの日にとある子どもがジェイクのもとを訪れるところから大きく動き出す。非通知の電話や、レクシーの家を訪ねる様子を映すビデオ通話がかかってきたことから、“チャッキーがまだ生きている?”と気付いたジェイクとデヴォン。彼らは慌ててレクシーの家に向かうと、そこにはシーズン1で倒したはずのチャッキーの姿が…。そして“ある事件”が起こり、これをきっかけに3人は更生施設であるカトリックの寄宿学校に転校させられてしまう。
そんな中、シーズン1で自分の殺人計画を阻止され3人に恨みを持っていたチャッキーは、ジェイクたちに復讐を果たすため転校先の学校に潜入。「俺は復活したぞ!」と周囲の人を次々と巻き込みながら猛攻を仕掛けていく――。
そんな本シーズンでは、シーズン1で登場したアンディ(アレックス・ヴィンセント)ら映画「チャイルド・プレイ」シリーズでお馴染みのキャラクターも多数登場し、学校とは別の舞台でストーリーが展開していく。ティファニー(ジェニファー・ティリー)に監禁されているニカ(フィオナ・ドゥーリフ)が脱出を試みようと奮闘する様子など、ハラハラドキドキの展開が目白押しだ。
シーズン2でも“チャッキーが残虐性むき出しで大暴れする”というコンセプトは変わらないが、視聴者に飽きさせないよう、新しいシチュエーションとキャラクターが登場している。
まず、レクシーの寄宿学校でのルームメイト・ナディーン(ベラ・ヒギンボーサム)。素直で明るい性格な彼女は、家庭問題などで薬物に依存するレクシーの“心の支え”のような存在になる。シーズン1ではジェイクをいじめるような陰湿な学生が多く登場していたため、このタイプの学生は珍しく、本作では“陽”の部分を担っているキャラと言える。
そして、寄宿学校の統率者にあたるブライス神父(デヴォン・サワ)もニューキャラクターの1人。厳格で保守的な考えの持ち主で、ジェイクとデヴォンがキスを交わしているところを目撃し、2人にはつらく当たる存在だ。
実はブライス神父を演じたサワは、シーズン1でジェイクの父親・ルーカスと、ジュニアの父親・ローガンを演じていた。当時は息子に虐待をしたり家族にモラハラな部分を見せたり、マイナスな要素の多い役どころを嫌味たっぷりに演じていたサワだが、本シーズンでは違う役どころを多彩な演技力でうまく演じ分けている。
また“これまでにないキャラ設定のチャッキー”が登場する点も、本作における見どころの一つ。まずは、チャッキーたちの作戦を聞き出そうと、ジェイクたちが生き残ったチャッキーの1人を洗脳した結果、“良い子チャッキー”が誕生してしまう。
いつものチャッキーとのギャップに度肝を抜かれるのも束の間、この他にも筋肉隆々な“ムキムキチャッキー”や、髪の毛が全部抜け落ちてしまった“大佐チャッキー”が登場。相変わらずのコミカルな要素も存分に楽しめる。
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