<転スラ>疲れも吹き飛ぶ、かわいいミリムは必見? リムルも驚くシオンの無双ぶりには「強すぎて話にならない」と反響

2024/07/24 20:41 配信

アニメ レビュー

魔王級3人を相手に一蹴する規格外のシオン


「謁見式」2日目。ジュラの大森林でもとくに血気盛んで暴れん坊な牛頭族(ゴズ)と馬頭族(メズ)、2種族の長が姿を表す。2つの種族は互いにいがみ合っており、その態度は魔王であるリムルの前でも変わらず。しかし突如、結界を破ってテンペストへ入った者が現れ、リムルたちは「謁見式」を一時中断して現場へ急行する。そこにいたのは、魔王を父親にもつ謎の三兄弟だった。強者を求めてテンペストへやってきた3人は、成り行きからシオン(CV:M・A・O)と戦うこととなり、一行は闘技場に舞台を移す。兄弟はそれぞれが覚醒前のクレイマン(CV:子安武人)程度のエネルギー量を持っており、エネルギー量で劣るシオンを心配するリムルだったが、バトルが始まるやいなや、シオンは3人を相手に難なく圧倒して見せるのだった。

武器もユニークスキルも使わずに、純粋な格闘能力だけで三兄弟を一瞬で片付けてしまったシオン。まるで本気を出さずに彼らを気絶させた様子を見たリムルは、シオンのあまりの強さに、思わず「成長しすぎじゃねーの?」と叫ぶなど、かなり驚いた様子だった。そもそも第3期では、クルセイダーズとの戦いでもその成長と無双っぷりを見せつけていたシオンだけに、視聴者的にはそこまで驚くことではないのだが、その時のリムルはヒナタ・サカグチ(CV:沼倉愛美)との一騎打ち中で、直接的にはシオンの戦いを見ていなかった。そのため、初めて目にしたシオンの強さに余計に驚いたのかもしれない。今回も必要以上に痛めつけることなく、しっかり手心を加えているあたり、強さだけでなく精神的な成長も伺える。SNSでも「シオンが強すぎて話にならんw」「手加減できている…だと…?」などの声が寄せられていた。

シオンに敗れた謎の三兄弟の正体とは……

アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第63話より(c) 川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


シオンに敗れた三兄弟の正体は、魔王の一柱であるダグリュール(CV:小山力也)の息子たちだった。彼らは父の命によりリムルの元へ修行に来たと言い、リムルはそれをシオンに任せる形で受け入れる。こうして事態は一見落着し、再び「謁見式」へと戻ったリムルだったが、先ほどの騒ぎの一部始終を見ていた牛頭族と馬頭族はすっかり意気消沈し、大人しくリムルに忠誠を誓うのだった。これにより100年以上続く2種族間の戦争がなくなり、二次被害を被っていたエルフ族が救われるなど、ジュラの大森林を取り巻く環境は大幅に改善されたのだった。

「謁見式」2日目が終わり、またしても成果は上々。魔王の息子たちや牛頭族、馬頭族など、高い戦闘能力を誇る面々を傘下に引き入れたことで、ジュラの大森林はまた一段と強くなったのは確実だ。さらにはエルフ族の移住も受け入れるなど、建国当初の目的である「あらゆる魔物がいっしょに暮らせる街」という意味でも大前進と言える。最後にはファルムス王国から帰還したばかりのディアブロ(CV:櫻井孝宏)がリムルに再会して感極まるなど、久しぶりとなるお約束シーンも炸裂。休暇明けのゲルド(CV:山口太郎)も戻り、ほとんどフルメンバーがテンペストに揃い踏みとなった楽しい話数となった。さて次回第64話(第3期16話目)「ベニマルの受難」は7月26日(金)放送予定。期待して待とう!

■文/岡本大介

アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第63話より(c) 川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会