「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を全国無料放送、“キング・オブ・ポップ”の軌跡とともに本作の見どころに迫る

2024/07/26 17:00 配信

映画 音楽

「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」より(C) 2009 The Michael Jackson Company, LLC. All Rights Reserved.

BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、7月18日(木)から7月27日(土)にかけて「カリスマ集結!灼熱の音楽映画フェス!」と題し、クイーン、プリンスマイケル・ジャクソンフォー・シーズンズ西城秀樹などのカリスマたちが出演する音楽作品を一挙放送する。今回はその中から、“キング・オブ・ポップ”と名高いマイケル・ジャクソンの軌跡を振り返るとともに、彼の出演作「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」の見どころにも迫る。

“史上最も成功したエンターテイナー”としてギネス認定されたマイケル・ジャクソン


マイケルは1958年にアメリカのインディアナ州に生まれた。幼少期は兄弟たちとともにThe Jackson 5(ジャクソン・ファイブ)を結成し、「ABC」や「I Want You Back」など数々のヒット曲を世に送り出す。この頃から圧倒的な歌唱力を誇るマイケルだったが、その後はソロに転向している。

ソロとしての成功は既知の通り、1982年に発表した「スリラー」は1億枚以上の伝説的な売り上げを記録。ちなみに「スリラー」のミュージックビデオは、当時異例の長さの約14分に及ぶ作品となっており、内容も“特殊メイクでゾンビに扮したマイケルたちがダンスを踊る”という斬新な内容で、世界に衝撃を与えた。本作以降、マイケルは当時の音楽界に新しい音楽のスタイルを確立させ、ポップカルチャー史にて不動の地位を築くこととなる。

その後1983年に発表した「ビリー・ジーン」では、マイケルの代名詞ともいえる“ムーン・ウォーク”が誕生。“まるで前方に向かって歩いているように見えるのに、実際は後ろに進んでいる”という、未だかつて見たことのない超人的なパフォーマンスは、彼を象徴する一つとなった。

また、マイケルは自身の音楽活動だけでなく、チャリティー活動にも精力的に参加していることでも知られている。1985年にはマイケルとライオネル・リッチーが共作して、チャリティーソング「ウィ・アー・ザ・ワールド」を生み出した。その他にも、彼がこれまで寄付した金額は5億ドル以上だと言われ、2000年のギネスブックでは“最も多くの慈善団体(39団体)をサポートしたポップスター”として掲載されている。

CDやビデオなどの世界総売げは7億5000万枚以上にのぼり、ギネス・ワールド・レコーズにおいて“史上最も成功したエンターテイナー”として認定されたマイケル。2009年6月25日、享年50歳にて急逝するも、今なお多くのアーティストやパフォーマーたちからリスペクトされている唯一無二の存在だ。

100時間以上に及ぶ舞台裏の映像で構成された「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」


今年でマイケル没後15周年を迎え、BS松竹東急では7月27日(土)夜9時より「土曜ゴールデンシアター枠」にてドキュメンタリー映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を放送する。本作は、マイケルが亡くなった2009年の夏、ロンドンのO2アリーナにて開催される予定だった幻のコンサート「THIS IS IT」に向けてリハーサルを行う様子など、貴重なビハインド映像を収めた作品となっている。

当初マイケルが個人的に記録していたという映像素材を、2009年4月~6月の流れを追いながら、マイケルの遺産を管理するエステートの全面的なサポートを受け製作された。

100時間以上にわたる多数の楽曲のリハーサル映像で構成された本作。マイケルのシンガーやダンサーとしての顔だけでなく、映像制作者や建築家、クリエイターとしても完璧を追い求め、ロンドンで計画されたファイナル公演を創り上げる偉大なアーティストとしての姿が映し出される。

また「スリラー」や「ビリー・ジーン」など、彼を代表する名曲の数々も収録。圧倒的なライブパフォーマンスは見どころの一つとなっており、マイケルのエンターテイナーとしてのすべてが詰まった作品と言えるだろう。

「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」より(C) 2009 The Michael Jackson Company, LLC. All Rights Reserved.