JO1川西拓実「腕が痛いくらい拍手して」メンバーもJAMも万感…初の有観客アリーナツアーで“KIZUNA”が強固に

2024/07/30 21:00 配信

音楽

川西拓実※ザテレビジョン撮影

JO1とJAMがやっと会えたKIZUNAツアー


そしてJO1にとって初の有観客アリーナツアーとなった「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ʻKIZUNAʼ」は、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡の5都市13公演で約11万人を動員した。全編生バンドやバックダンサーを従え圧巻のパフォーマンスを披露したJO1の姿に、JAMは「初めて会えたうれしさで、ただただ号泣したことを昨日のことのように思い出します」、「あのときはまだ声出しできなかったけど、心の中でずっと叫んでた」などの感想を寄せており、まさにアーティストとファンの“KIZUNA”が強固になったツアーといえる。

公演の201分丸ごと配信され、メンバーが小芝居しながら撮影された「KIZUNAタロットの館」というJAMと一緒に作り上げる映像や、自作のツアーCMなど、会場でしか味わえなかった映像コンテンツもそのまま配信。全員でのパフォーマンスとは一味違うユニットステージや、バキバキのダンスが身上の彼らが椅子に腰かけながら「Be With You(足跡)」を歌うなど、単独公演らしいスペシャルな内容が盛りだくさんだ。

與那城奨※ザテレビジョン撮影

コロナ後の日常に感謝できるようになるステージ


広い会場に観客が入り、自分たちのステージを見に来るというのはアーティストにとっても感慨深いツアーだっただろう。冒頭から5曲連続で飛ばした彼らはMCでホッとしたような表情を見せ、川西拓実は「腕が痛いくらい拍手してください、一緒に楽しみましょう」とあいさつをした。

マスクを着けたままで黄色い歓声は出せなくとも、JAMの熱い気持ちが画面を通じて伝わってくる。ペンライトでウェーブを作り出し会場が一体となったり、アンコールでは與那城奨の誕生日を祝うサプライズがあり客席から「おめでとう」と書かれたスローガンが一斉に上がるなど、ファンたちも一緒に盛り上がる。與那城が思わず涙を流してしまうのも分かる感動シーンだった。

今回の配信で当時の感動を思い出したJAMからは「オープニング見たらまた見たくなる」「生歌の声量に驚いた記憶がある」「度肝を抜かれたのを鮮明に思い出します」「懐かしいなあ」「最高過ぎる」といった感想や、有観客とはいえ声出しNGだったこともあって「声出すのを我慢したなあ」「この静けさも懐かしい思い出」などの声も寄せられている。

大きな会場で人気アーティストがパフォーマンスをして、同じ空気を吸いながらそれを大勢で鑑賞、声援を送る喜びというのが“当たり前ではなかった”ということを思い知らされる、記憶に残るライブ映像となっている。

白岩瑠姫※ザテレビジョン撮影