「女優としての私を育ててくれたのは、コメディ舞台なんです。だからなのか、『陰口』のような重たい雰囲気のある演技をしても、最終的に笑いを取りに行きたくなっちゃう(笑)。もしかしたら芸人的な要素もあるのかもしれないですけど、サードステージは王道の演技で思い切り頑張ろうと思っています!」
9月上旬まで上演された主演舞台「振り子時計物語」の稽古後で疲れているにも関わらず、はきはきとした明るい声と笑顔で取材に応えてくれたのは女優のはらみかだ。彼女は7月から8月にかけて開催された「1st Stage」でDP(ドリームポイント)獲得数2位を記録し、本放送にも出場。「2nd Stage」では、課題演技である「陰口」の矛先を番組担当プロデューサーにしたことから、スタッフの苦労を知るという意味でピンクの全身タイツを着用しAD役で登場した。
「セカンドステージの本放送には特殊な形で参加することになりましたが、ぶっちゃけて言うとお酒を飲んでいたので、あんまり覚えていないっていうのが正直なところ(笑)。でもAD役で入らせていただいたおかげで、支えてくれるスタッフさんたちの気持ちもわかりましたし、こう動くとどんな風に映像として映るのかというのも、他の女優さんたちの演技から勉強させてもらいました。あと、私もたまにMC業をやらせていただいているんですけど、『よしもとドラマ部』の皆さんっていろんな人にスポットが当たるようすごく考えてくれるんです。演技が終わった後も、どこがダメって指摘するんじゃなくて、良いところをどんどんピックアップしてくれて、AD役をやりながら素敵だなって現場を見ていました」
AD役として「2nd Stage」に出演を果たしたものの、「女優側として出られなかったのは悔しかった」とも語るはら。「サードステージでは絶対に10位以内に食い込みたい」と息巻いているが、舞台女優として活動を続ける彼女には、映像作品へ挑戦することに不安はないのだろうか。
「メインで活動をしているのはやっぱり舞台なので、映像になるとどうやって映るのかわからない部分もありますし、若干不安なところはあります。でも、演技だけは負けないと思っているので! それから、映像作品へのあこがれはずーっと持ち続けていたので、これをきっかけに映像で頑張っていきたいんです。舞台は舞台で面白いですけど、オーバー気味な演技を求められることが多いので、映像作品のリアルな表現というのに今後は挑戦していきたいですね」
舞台では、大竹しのぶのような女優になりたいとも話してくれたはら。縁の下の力持ちとして支え続ける、“はらみか軍団”の団員たちについても語ってもらった。
「配信を始めてから、元々近かった距離がさらに近くなったと思います。本当に近すぎて、プライベートをずっと見られているような感覚ですね(笑)。ちなみに“はらみか軍団”は、私のオフィシャルファンクラブのことで、団員たちはそのメンバー。今回本気を出して、ヒロインの座を取りに行きたいと思っているので、信じて団長についてきてほしいです!」
竹内巴里
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