夏休みに入り、えみり、芽依、健三たちと過ごしていると、サークルで行う花火大会の誘いが。花火大会当日、集合場所へ向かう大進だったが、道に迷った上に迷子の男の子・海里(和田虎白)に出会う。そんな大進たちの前に、宝が現れる。
家出したという海里に宝は優しく接し、海里は家に帰ることに。しかし、海里は家への帰り道がわからなくなってしまう。「なんか緑のこういうグルグルがあって、あと、石が散歩してる道で…」と海里が説明するが、独特の説明で「わかんねぇな」と宝。すると、大進がハッとして「あ、俺、わかったかもしれん」という。
3人で歩いて飛び石がある溝渠(こうきょ)まで行き、「ここやない?」と大進が聞く。「ここだ!ここ通った!」と海里がうれしそうに言い、大進と海里はドヤるように宝を見る。続いて蔦がグルグルと絡んだ電柱まで行くと、「ここも!」と海里。「お前、よくわかったな」と宝が言うと、「俺もさっき迷子になりながら同じようなこと思っとったけ」と大進が答える。
宝が「子どもと同じ脳してんだな」と言うと、「もしかして先輩、バカにしとうと?」と聞く大進。宝は笑って「いや、褒めてんだよ」と大進の頭をなでなでし、大進はうれしそうにほほ笑む。宝がこの調子で行くぞと海里に声をかけ、無事に海里を母のもとに帰してやるのだった。
宝は夏休み前にも大進の頭をなでなでしていたが、再びなでなでし、大進もそれを喜んでいる様子にほっこりして胸キュンさせられた。SNSでも「2回もなでた! 少年の頭はなでないのに!!」「大進かわいすぎてそりゃ頭なでなでしたくなるわな」「甘い部分が時折見えるのが沼ですね」「2回目に頭なでられた後の大進えぐかわいいめっちゃうれしそう」「大進への愛おしいさ溢れてますよ…」「頭なでなで1回やと思ってた2回目あるんか心臓に悪い」と興奮の声が寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳
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