中沢元紀“航平”、小林虎之介“太一”に「好きだよ」…真剣モードで告げる姿にドキドキ<ひだまりが聴こえる>

2024/07/31 17:50 配信

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航平「太一、俺さ、なんか急にわかった」


航平は傘もささずにびしょ濡れで立っていて、太一が傘をさしかけるとようやく気づく。

2人で高架下で雨宿りし、太一はたこ焼き食べたかったと愚痴をいう。航平が静かに「いつぶりだろう。太一と会うの」というと、「そういや久しぶりだなぁ」と太一は軽く応える。雨は降り続き、航平は太一を見つめている。

「太一、俺さ、なんか急にわかった」と航平が唐突に言い、太一が「なにが?」と聞く。「太一にすごく会いたかったんだって」と航平が話すと、「はぁ?なんだお前、そんなに俺のこと好きだったのか?」と太一がふざけた調子で笑う。航平は優しくほほ笑みながら、真剣な目をして「うん。好きだよ」と告げる。太一は航平の顔をしばらく見つめて「え?」と聞くと、「太一がおいしそうにご飯食べてるの見るとすごく安心する」と航平。太一が少し照れて「なんだそりゃ」と笑うと、航平は「太一が美味しいって言ってると、なんかこっちもうれしくなって…。やだな、あれが聞こえなくなるのは、やだな」と言って涙ぐむのだった。

航平が太一への気持ちを自覚して、好きだよと真剣モードで告げるようすにドキドキとさせられた。そして、聴覚が落ちてきている航平の気持ちを思うと、辛くて胸が苦しくなってしまった。

◆構成・文=牧島史佳