コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ブログ「豆しばこつぶとキリの絵日記」にエッセイ漫画を投稿しているキリさんの『SNSでよそのペットちゃんの訃報を知った時の私』をご紹介しよう。
同作はタイトルの通り、SNSで“ペットの他界”を知ったキリさんの様子が描かれたショート漫画。X(旧Twitter)に投稿されると、キリさんに共感した人は多かったようで1.4万もの「いいね」を獲得している。そこでキリさんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
何気なくSNSを眺めていると、「○○ちゃんお空へ行きました…」という飼い主からの報告を目にするキリさん。急なペットの訃報を知り、キリさんは「さみしいね…」と悲しみに暮れるも、辛いであろう飼い主に寄り添うため、コメントを送ろうと考えた。
しかし、しばらく思いを巡らせても、適切な言葉が思いつかない。何を伝えるべきか、何を言わないべきか、そもそも他の人からの言葉はいらないかもしれない…など、さまざまな可能性を考えてしまい、一向にコメントが思いつかなかった。キリさんにとって歯がゆい状況が続くなか、飼い主のSNSが新たに更新されて…。
同作で描かれたキリさんの様子に対し、読者からは「めちゃくちゃ分かる。何を伝えてもNGなのではと思ってしまう」「キリさんの優しさに涙が出た」「私はキリさんのような優しい方からのコメントで救われたよ」など様々な反響が寄せられていた。
――書籍『犬のかわいいところ大全』にもなっていますが、ブログでご自身とともにしているワンちゃんを描くことになったきっかけや理由があればお教えください。
これを喋りだすと１ページで済まなくなるので割愛しますが、最初から犬のマンガを描くつもりだったわけじゃなくて、はじめメモや写真で観察記録をしていたのが、ふとした出来事もひとつ残らず記録したいなーと自己満で描き始めたのがエッセイマンガでした。後に作品になるとは思ってませんでした。
――『SNSでよそのペットちゃんの訃報を知った時の私』を描いたきっかけも、ぜひ教えてください。
私もペットロスを経験してるので、タイムラインで見かけると「あああ〜...！」となるんですよね。きっと自分だけではないはずと思ったら、想像以上におなじ気持ちの方がいらっしゃって驚きました。
――身の回りで人生をともにした犬や猫を亡くした人がいると、確かにどのような言葉をかけてあげればいいか悩むことがあります。キリさんの場合、どう声をかけるのが最適だと感じますか？
難しいですよね、亡くなり方や飼い主さんの気持ちやタイミングによりますし…なにを最適とするか決めるのは言われたご本人さんだけなので知る方法もないというか…。
でも、最愛のペットちゃんをお空に返した時に自分の周りに誰もいないというのは本当にしんどいことなので、最適でなくても声をかけてもらったり、寄り添ってもらうのは本当にありがたいです。心やさしい人たちの気持ちはちゃんと伝わってると思います(少なくとも私はそうでした)。
――今後の展望や目標をお教えください。
ずーっと犬のエッセイマンガを描いていきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします！
いつもお読みいただきありがとうございます！『犬のかわいいところ大全』の発売からちょうど1周年を迎えたこの時期に、話題にしていただきありがとうございました。これからも新作をXでお知らせしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
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