元なでしこ・丸山桂里奈が澤穂希を2回も激怒させた理由とは?

2017/09/11 12:00 配信

バラエティー

「しくじり先生 俺みたいになるな‼」で澤穂希などさまざな人を怒らせてしまった過去を告白した丸山桂里奈(c)伊賀大晃・月山可也・講談社/テレビ朝日・シンエイ動画

FIFA女子ワールドカップ・ドイツで準々決勝のドイツ戦で決勝ゴールを決め、なでしこジャパンのW杯初優勝に貢献した丸山桂里奈が、9月10日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな‼」(テレビ朝日系)に出演。「何故自分は人を怒らせてしまうのかがわかる授業」を展開し、澤穂希などさまざな人を怒らせてしまった過去を告白した。

授業の冒頭で丸山は、怒られる人の特徴として「何度注意されても同じミスをする人」「先輩や上司に“あっそっか”とすぐにため口になる人」「説教されている時にキレた口調で返事をする」を挙げ、自分がまさにその通りだったとコメント。サッカーのエリートコースを進み、19歳で日本代表に選ばれた丸山だったが、当時はルールも用語も理解しないまま結果を出していたという。PK(ペナルティーキック)をパーソナルキックと勘違いし、副審を「旗を持っている人」と言っていたなど、日本代表としてはあり得ない事実を告白。さらに、オフサイド(待ち伏せ禁止)のルールを知らなかった彼女は、なんと敵のゴールポストに隠れて得点のチャンスを伺っていたと言い、監督にひどく怒られたという。

そして2008年の北京五輪・ドイツ戦。0対0で迎えた後半23分、試合の流れを変えるために投入された丸山だったが、動きにキレがなく思い通りに走れなかったそう。これには明確な理由があり、「準備運動は疲れるだけで意味がない!」と思い込んでいた彼女は、ろくにアップもせず試合に出てしまったという。結果ドイツに負け、仏と言われるキャプテン・澤に「おい、お前さ、スーパーサブならもっと走れよ!」と激怒されるハメに。当時を振り返り、丸山は、「この時初めて、誰にも相談せずに思いつきで行動すると大きなミスを生むことがわかった」と語った。

3年後となる2011年のドイツW杯。準々決勝まで進んだ日本は、再び因縁のドイツと対戦することに。超アウェイの中、丸山は再びスーパーサブとして試合に出場。死闘の末、延長戦で、澤の絶妙なラストパスにより伝説の決勝ゴールを決めた丸山だったが、この時も人生最大のしくじりを犯してしまう。

なんと、ラストパスの出どころが澤ではなく、岩淵真奈からのものだと思い込んだ丸山は、笑顔で駆け寄って来る澤をいなして、岩淵と抱き合ってしまうのだった。試合後のインタビューでも「岩淵がいいボールを出してくれたんで…」とダメ押しをしてしまい、さすがの澤も、ロッカールームに戻ると「(パスを出したのは)私だよ!」と怒ってしまったという。

今回の授業でもド天然ぶりを披露した丸山は、昨年現役を引退し、現在はサッカー教室で子どもたちに教えているそう。最後に笑顔で「悪気はないは1番の悪、周りを考えてから行動しよう。自分のルールだけではなく、他人のルールを理解する努力をしよう」と語って授業を締めた。

次回は、9月17日(日)夜9:58から放送予定。中田敦彦が登壇し、「終活」についての一般公開授業を行う。

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