「応答せよ1994」のチョンウと“3秒パク・ボゴム”ペ・ヒョンソンが挑む本格サスペンス「奇跡の兄弟」の見どころ

2024/08/02 18:00 配信

ドラマ コラム

「奇跡の兄弟」(C) SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.

ペ・ヒョンソンとは? 青春ドラマで話題の注目イケメン


一方、謎の少年“カンサン”を演じるペ・ヒョンソンは、ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」でデビュー以来ヒット作に立て続けに出演し注目を集める若手俳優だ。「偶然見つけたハル」(2019年)、「私たちのブルース」(2022年)など青春ドラマに多く出演し、「ガウス電子~僕らの社内恋愛マニュアル~」(2022年)では自家用ジェットで通勤する財閥御曹司マタンをコミカルに演じた。スター俳優パク・ボゴムを彷彿させる色白で端正なルックスから、若手時代は“3秒パク・ボゴム”と話題を呼んだフレッシュな注目株だ。

「奇跡の兄弟」で演じるカンサンは、記憶喪失のうえに他人の苦痛や絶望を感知してしまう不思議な力の持ち主。自分が誰なのかすらわからない不安の中、ドンジュに胡散臭さを感じながらも“ヒョン(兄さん)”と呼び、次第に心開いていく。ドンジュに向けるいぶかしげな表情がチャーミングで、不思議な力が発動した時の無機質な表情とのギャップも鮮烈だ。

「魔王」も手掛けた“巨匠タッグ”による練られた世界観


そんな2人が、迫りくる謎に立ち向かっていく。ストーリーと世界観を作り上げているのは、長年数多くの作品を共に手掛けてきた韓国ドラマ界の“巨匠コンビ”脚本家キム・ジウ&演出パク・チャンホンのタッグだ。脚本を手掛けるキム・ジウ氏は、若手俳優の登竜門ともいわれる人気シリーズ「学校」シリーズ最初の執筆者。演出のパク・チャンホン氏も「学校2」をはじめヒット作を多数手がけるベテランだ。

このコンビは、ドラマ「復活」「天地人~チョンジイン~」などヒット作を手掛けてきた黄金タッグ。なかでも日本リメイク版も作られ話題になったドラマ「魔王」(2007年)では、超能力やタロットカードなどこれまでにない題材を取り入れ、伏線を張り巡らせた本格サイコミステリーを作り上げた。

「奇跡の兄弟」も、複数のストーリーが絡み合い、やがて一つの大きな流れを作っていく。他人の小説でブレイクしてしまったドンジュと、不思議な力のせいで他人の人生に寄り添うことになったカンサン、そして、2人とは一見関連がなさそうな連続殺人事件。それぞれに謎を含んだ3つのストーリーが結びつき、“奇跡”へと向かっていくスピード感ある展開に、1話から目が離せない。

果たして、ドンジュとカンサンがたどり着く“奇跡”とは? チョンウ演じるドンジュの人間味あるキャラクター、ペ・ヒョンソン演じるカンサンとの“ケミ(相性)”に加え、計算され尽くしたストーリーも魅力の「奇跡の兄弟」(全16話)は衛星劇場にて8月6日(火)スタート。

◆文=酒寄美智子

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